ベルトラード・ド・モンフォール(1)

文字数 817文字

フルク5世の実の母でルイ6世の継母となったベルトラード・ド・モンフォールについてです。作品集は下の画像から入って下さい。
ベルトラード・ド・モンフォール(1070年頃ー1117年)はモンフォール=ラモーリ領主シモン1世とアニュス・デヴルーの娘。前夫アンジュー伯フルク4世を捨て、フランス王フィリップ1世の2度目の妃となった。
僕はベルトラード・ド・モンフォールは大嫌いです。前の夫を捨ててフィリップ1世の王妃となり、後継者であるルイ6世を虐めて暗殺までしようとした、とんでもない悪女で邪悪な人間です。僕は継母に虐められ、父さんは僕を修道院に入れました。継母のことは今でもものすごく恨んでいます。
フェリペよ。君の気持がわからないでもないが、個人の感情だけで歴史上の人物を判断してはいけない。どんな人間も最初から悪人、邪悪な心を持って大勢の人間を殺したわけではない。何か理由があって、人の道を外れ、罪を犯してしまうのだ。
1087年に父シモン1世が死去し、母アニュスともその後間もなく死別した。母が臨終前に自身の実兄に当たるエブルー伯ギヨームにベルトラードの後見を依頼し、以降は結婚するまでエヴルーの伯父の下で過ごした。
若くして両親を失ったということですね。
初婚で、30歳近く年上のアンジュー伯フルク4世と結婚しエルサレム王にもなったフルク5世(イングランド王ヘンリー2世の祖父)をもうけた。
つまりイングランド王家とエルサレム王家には以後ベルトラードの血も流れているのですね。認めたくないけど・・・
30歳近く年の離れた男と結婚させるなんて酷いです。いくら政略結婚でも、私なら自分の娘をそんな結婚はさせません。
1092年、ベルトラードは夫フルク4世を捨て、フランス王フィリップ1世の許へ出奔した。
ベルトラードの結婚生活が不幸だったのはわかります。それでも夫を捨ててフランス王と結婚してしまうなんてあまりにも自分勝手でとんでもないことをしています。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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