エルマンガルド・ダンジュー(1)

文字数 689文字

フルク4世の娘でフルク5世の異母姉であるエルマンガルド・ダンジューについてです。作品集は下の画像から入ってください。
これは19世紀初頭に描かれたエルマンガルドの想像画です。
エルマンガルド・ダンジュー(1068/72年ー1146年)もしくはイルムガルドは、アンジュー伯フルク4世とその初婚の妻イルドガルド・ド・ボーシャンシーの娘。内祖母であるブルゴーニュ公ロベール1世妃エルマンガルド・ダンジューと同名。

生涯にわたり2回結婚し、初婚でアキテーヌ公ギヨーム9世の最初の妃となり、離婚後の再婚でブルターニュ公アラン4世の2番目の妃となった。

アキテーヌ公ギヨーム9世はアラゴン王家と強い繋がりがあります。
エルマンガルドの父フルク4世は、かつてカトリック教会と対立していた実兄ジョフロワ3世ル・バルビュに謀反を起こし、ジョフロワを捕らえ、発狂するまで狭い牢獄に幽閉し、アンジュー伯位から退けさせ、自らがアンジュー伯となった経歴を持つ。
これは本当に恐ろしいことだと思います。
フルク4世は生涯の中で5人の女性と結婚したが、エルマンガルドは初婚の妻イルドガルド・ド・ボージャンシーとの間に唯一生まれた娘で、第一子長女に当たる。

エルマンガルドは2歳くらいの頃、母と死別している。

「同じ木で彫った木像」と例えられる程、父フルク4世とよく似た容姿をしていたとされる一方、「整った美貌、美しい肢体、艶々と輝く美しい金髪、そして素晴らしい話術の才能」を持つ美女ともされ、若い時分は才色兼備として名高かった。

エルマンガルドは権力者を父に持ち、才色兼備として有名でしたが、その生涯は幸せではなかったようです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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