教皇クレメンス5世(2)

文字数 813文字

教皇クレメンス5世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
またフィリップ4世の要請を受け、テンプル騎士団を異端と宣言し、解散させた。1307年10月13日に呼び出されたテンプル騎士団長の総長ジャック・ド・モレーは逮捕され、同騎士団の多くが捕らえられた。拷問による異端審問が行われ、テンプル騎士団解散を決定した。フランス国内の騎士団の資産はフランス王フィリップ4世によって没収された。
酷い話です。教皇クレメンス5世はフランス国王フィリップ4世と一緒になって異端審問によるでっち上げを行いました。神がこのようなことを命じるわけがありません。この2人は神の名を語って最も重い罪を犯しているように思います。
1311年、リヨン近くのヴィエンヌで公会議を開催した。これがヴィエンヌ公会議であるが、ほとんど成果を上げることなく公会議を閉会した。
このような状況で行われた公会議ではフランス王や教皇を批判する者はいないと思います。
なお、1314年、ジャック・ド・モレーら騎士団の最高幹部は、異端として火刑に処せられたが、ド・モレーは死の際にフィリップ4世とクレメンス5世を呪ったという。奇しくも、2人とも同年に相次いでこの世を去っている。


クレメンス5世の遺体は、安置された教会が雷による火災に遭ったために、酷く損傷したといわれている。

僕は呪いというものを信じていませんが、この2人のしたことを考えると呪われて当然だと思いました。これだけ酷いことをしても何の罰も受けなければ、後の世代の人も同じことをやってしまう、そうならないためにも人間は呪いを信じて恐れの感情を持っていた方がずっといいと思います。
ヴィエンヌ公会議では正式にテンプル騎士団の禁止を決定していますが、ポルトガルでは国王が逮捕を拒否し「キリスト騎士団」という名前での存続が認められ、カスティーリャとアラゴンではテンプル騎士団に対する弾圧は一切行われなかったようです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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