ベルトラード・ド・モンフォール(3)
文字数 765文字
フリップ1世が1108年に死去した後、ベルトラードはフィリップとの息子フィリップ・ド・マントと実家モンフォール家及び前夫フルク4世との子、アンジュー伯フルク5世らと結託してランスを占領し王太子ルイの戴冠を妨害するが、ルイに味方した司教達の機転により無事にオルレアンで戴冠し、ルイ6世として王位を継いだため失敗に終わる。
失脚した2人の王子はルイ6世から所領を召し上げられ、翌年にルイ6世と和解するまでの間、ベルトラードの実弟であるモンフォール卿アモーリー3世のもとに数年身を寄せた。後にルイ6世の計らいでベルトラードは前夫の領地、アンジューに戻った。
ベルトラードはフィリップ1世との間に先述のマント伯フィリップ、結婚によりナンジ卿となったフルーリーの2男とセシル、ウスターシーの2女をもうけた。セシルは初婚でガリラヤ公タンクレードと、ついでトリポリ伯ポンスと再婚しウスターシーはエタンプ伯ジャンと結婚した。