ベルトラード・ド・モンフォール(3)

文字数 765文字

ベルトラード・ド・モンフォールについての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
フリップ1世が1108年に死去した後、ベルトラードはフィリップとの息子フィリップ・ド・マントと実家モンフォール家及び前夫フルク4世との子、アンジュー伯フルク5世らと結託してランスを占領し王太子ルイの戴冠を妨害するが、ルイに味方した司教達の機転により無事にオルレアンで戴冠し、ルイ6世として王位を継いだため失敗に終わる。
あらゆる手段を使ってルイ6世の戴冠を阻止しようとしていますね。
私の義理の孫シャルル7世の時もオルレアンは重要な場所でしたし、ランスで戴冠式を行っています。
失脚した2人の王子はルイ6世から所領を召し上げられ、翌年にルイ6世と和解するまでの間、ベルトラードの実弟であるモンフォール卿アモーリー3世のもとに数年身を寄せた。後にルイ6世の計らいでベルトラードは前夫の領地、アンジューに戻った。
ルイ6世はベルトラードにかなりの恨みがあるはずなのに寛大です。
1114年、ベルトラードはフォントブローで修道女となり、翌1115年にオート=ブリュイエールのノートルダム修道院女子修道院長となったが、まもなく還俗し、厳しい修道院生活を放棄した。
ベルトラードが厳しい修道院生活に耐えられなかったという気持ちはよくわかります。
ベルトラードはフィリップ1世との間に先述のマント伯フィリップ、結婚によりナンジ卿となったフルーリーの2男とセシル、ウスターシーの2女をもうけた。セシルは初婚でガリラヤ公タンクレードと、ついでトリポリ伯ポンスと再婚しウスターシーはエタンプ伯ジャンと結婚した。
ベルトラードとフィリップ1世の間の子はそれなりによい地位を得たりよい結婚をしたようです。次回からベルトラードの夫でフルク5世の父であるフルク4世について調べてみます。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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