シャルル4世(1)

文字数 933文字

カペー朝最後のフランス王シャルル4世について紹介します。作品集は下の画像から入ってください。
シャルル4世(1294年ー1328年)は、フランス王(在位1322年ー1328年)およびナバラ王(カルロス1世、在位同)カペー朝最後のフランス王。


フランス王シャルル4世がナバラ王も兼ねていたから、ナバラの悪人王はカルロス2世となったのですね。
フランスでは父と同様端麗王と呼ばれ、ナバラでは禿頭王と呼ばれた。フィリップ4世とその妃であるナバラ女王フアナ(ジャンヌ)1世の三男。ルイ10世、フィリップ5世の弟。
端麗王と呼ばれるのと禿頭王と呼ばれるのでは、印象はかなり違います。
次兄フィリップ5世が息子の無いまま崩御したため、フランスとナバラ王位を継承した。1324年にアキテーヌを巡ってイングランド王エドワード2世(妹イザベラの夫)と激突、叔父のヴァロワ伯シャルルの助けを得てエドワード2世に勝利、翌年にフランス優位の和睦を結んだ。
ヴァロワ伯シャルルはフランス王フィリップ3世と最初の妃イザベル・ダラゴンの息子でフィリップ4世の弟、後にフランス王に即位したフィリップ6世の父になります。
つまり、ヴァロワ朝のフランス王にはみなアラゴンの血が流れていることになる。
1328年にイザベラとエドワード2世の子で甥のエドワード3世との間で改めて和睦を結んだが、同年に崩御した。王子が夭折、王女しかいなかったためカペー朝は断絶した。王位は従弟のフィリップ6世(ヴァロワ伯シャルルの子)に移り、ヴァロワ朝が開かれた。
フィリップ5世もシャルル4世もあっけなく亡くなっていますね。
1323年にパリ宮廷に送られたボヘミア王ヨハンの王子ヴェンツェルを養育した。ヴェンツェルは後にシャルル4世の名前を取ってシャルルと改名し、1346年にボヘミア王位を継承、翌1347年に神聖ローマ皇帝に即位してカール4世となった。
父上(カール4世)はシャルル4世の宮廷でよい教育を受けたから神聖ローマ皇帝になれたと言っていた。シャルル4世に敬意を示して名前も変えたくらいだ。プラハをパリのような政治と文化の中心地にしたいとも言っていた。そのフランス王家であのようなスキャンダルがあったと知り、余はショックを受けている。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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