フィリッパ・ド・トゥールーズ(1)
文字数 675文字
フィリッパ・ド・トゥールーズ(1073年ー1117年)はトゥールーズ女伯(在位1094年、1098年ー1101年、1112年ー1117年)
トゥールーズ伯ギヨーム4世と妻エマ・ド・モルタンの子女の中でギヨーム4世の臨終時、唯一生存していた娘。アキテーヌ公ギヨーム9世の2人目の妃。
1094年、父ギヨーム4世がエルサレムへの聖地巡礼中に死去し、父から後継者に指名される。しかし、一方でフィリッパの祖父トゥールーズ伯ポンスは父ギヨーム4世が男子相続人を遺さずに死去した場合、次代トゥールーズ伯位および遺産相続人には、父がトゥールーズ不在の間、摂政を務めていた父の末弟にあたる叔父レーモン4世を指名していた。そのため、それを理由にフィリッパは叔父にトゥールーズ伯位を簒奪されてしまう。