フィリッパ・ド・トゥールーズ(1)

文字数 675文字

アキテーヌ公ギヨーム9世の2番目の妻でアラゴン王ラミロ2世と結婚したアニェスの母であるフィリッパ・ド・トゥールーズについてです。作品集は下の画像から入ってください。
フィリッパの画像は見つからなかったので、代わりにアキテーヌ公ギヨーム9世の画像をつけておきます。
フィリッパ・ド・トゥールーズ(1073年ー1117年)はトゥールーズ女伯(在位1094年、1098年ー1101年、1112年ー1117年)

トゥールーズ伯ギヨーム4世と妻エマ・ド・モルタンの子女の中でギヨーム4世の臨終時、唯一生存していた娘。アキテーヌ公ギヨーム9世の2人目の妃。

フィリッパはトゥールーズ女伯でもあったわけですね。
1094年、父ギヨーム4世がエルサレムへの聖地巡礼中に死去し、父から後継者に指名される。しかし、一方でフィリッパの祖父トゥールーズ伯ポンスは父ギヨーム4世が男子相続人を遺さずに死去した場合、次代トゥールーズ伯位および遺産相続人には、父がトゥールーズ不在の間、摂政を務めていた父の末弟にあたる叔父レーモン4世を指名していた。そのため、それを理由にフィリッパは叔父にトゥールーズ伯位を簒奪されてしまう。
自分が女であるがゆえに叔父にトゥールーズ伯位を奪われたフィリッパはかなり悔しい思いをしたと思います。
レーモン4世が相続人となった直後、フィリッパはアキテーヌ及びガスコーニュ公でありポワティエ伯ギヨーム9世と結婚した。この結婚で7人ほどの子女をもうけたとされる。
フィリッパはギヨーム9世の妻というだけでなく、トゥールーズ伯の後継者としての複雑な人生があったようです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色