スコットランド王デイヴィッド2世(1)

文字数 827文字

ロバート1世の子でスコットランド王になったデイヴィッド2世について紹介します。作品集は下の画像から入って下さい。
デイヴィッド2世(1324年ー1371年)は、スコットランド王(在位1329ー1371年)ロバート1世の子。エドワード・ベイリャルと王位を争った。
1328年のイングランドとの条約で、同年7月17日にベリクでエドワード2世の娘ジョーンと結婚した。1329年、ロバート1世の死後、デイヴィッド2世としてわずか5歳で王位を継承した。
幼い頃に結婚が決まったり王位を継承したりと大変そうです。
これに対し、所領を失っていたベイリャル派の貴族達は、1332年8月にジョン・ベイリャルの長男エドワードを担いで反乱を起こした。イングランド王エドワード3世の支援を受けた反乱軍は、スコットランド王軍をダプリン・ムーアの戦いで破り、エドワード・ベイリャルがスコットランド王として戴冠した。
ロバート1世が苦労して戦ってスコットランドの独立を守ったのに、デイヴィッド2世が幼くして王位を継承したために、また反乱が起きて混乱状態になってしまいましたね。
エドワード3世の後押しで王座に就いたエドワード・ベイリャルは、イングランド王に臣従を誓い、南部5州を割譲した。これに怒ったジェームズ・ダグラスの弟アーチボルト・ダグラスは、同年12月に叛乱を起こし、アナンでエドワード・ベイリャルを破った。エドワード・ベイリャルはイングランドに逃走した。しかし翌年にアーチボルトは、ハリダン・ヒルの戦いでエドワード3世に敗れ、戦死した。
スコットランドは本当に複雑で、戦いが果てしなく続いています。
これを見たデイヴィッド2世は、翌1334年に王妃とともにフランスに逃れた。フランスでは丁重に迎えられ、ノルマンディーのガイヤール城を居住として与えられた。
1334年の時点でデイヴィッド2世はおよそ10歳です。5歳で即位して大変な状況が続けば、外国に逃げ出したくなるのも無理はないと思います。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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