ロベール2世(1)

文字数 891文字

前回、ウィリアム1世の次のイングランド王ウィリアム2世と書いたのですが、なぜ長男のロベール2世がイングランドの王位を継がなかったのか気になったので、先にロベール2世を調べてみました。作品集は下の画像から入ってください。
ロベール2世(1054年頃ー1134年)はノルマンディー公(在位1087年ー1105年)その身長から「短袴公」と呼ばれる。イングランド王兼ノルマンディー公ウィリアム1世と妃でフランドル伯ボードゥアン5世の娘マティルドの長男。ウィリアム2世、ヘンリー1世の兄。
ロベール2世はかなり長生きですが、イングランド王になることはなく、ノルマンディー公の位も失っていますね。
若いころから父に反抗し、一度は戦闘中に父を殺しかけたことがあり、何度か追放を受けた。
私も父には反抗しましたが、殺そうとしたことはないです。
追放中に各地を旅して、トスカーナ女伯マティルデに求婚したともいわれる。
トスカーナ女伯マティルデはカノッサの屈辱で有名です。
武人としてはまずまずだったが、性格は気まぐれで夢想的なところがあり、実務的な統治者には向いていなかったとされる。
なんかペドロ2世に似ていますね。
ウィリアム1世はロベールを祖父伝来の地ノルマンディーの後継者としたが、イングランドの後継者は定めなかった。
ウィリアム1世がイングランドの後継者を定めなかったことで、後に兄弟の争いがあったようです。
このため、1087年にウィリアム1世が死ぬと、いち早く次弟のウィリアムがロンドンへ駆けつけウィリアム2世(赤顔王)として即位した。以降、何度かイングランド王位をめぐってウィリアム2世と戦ったが、両者がお互いの後継者となる(生き残った方が亡くなった方の領土を継承する)ことで和解した。
なんかモヤモヤする和解ですが、これでいいのでしょうか?
1096年に第1回十字軍が始まると、ノルマンディー公領を担保にウィリアム2世から金を借りて参加し、南イタリアのノルマン勢(ボエモンなど)と合流して聖地に向かった。
この状況で十字軍に参加するというのは極端に感じますが、この時代は多くの王侯貴族が十字軍に参加しています。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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