ブルゴーニュ公ジャン1世(1)

文字数 1,176文字

ブルゴーニュ公フィリップ2世の長男ジャン1世について紹介します。作品集は下の作品から入ってください。
いよいよシャルル7世の最大の敵、ブルゴーニュ公ジャン1世(無怖公)を話題にするのですね。
フアン1世、無怖公など怖れなくてよい。アラゴンにはレコンキスタの英雄で最強の戦士のペドロ2世がいる。
ペドロ2世は時代が全然違うし、戦うために話題にしているのではありません。
ジャン1世(1371年ー1419年)はヴァロワ=ブルゴーニュ家の第2代ブルゴーニュ公(在位1404年ー1419年)「無怖公」あるいは「無畏公」と呼ばれる。フィリップ2世とフランドル女伯マルグリット3世の長男。
フランドルは現在のベルギー北部とフランス北部の地域になります。
ブルゴーニュ公爵夫妻の第1子、長男として生まれた。次弟アントワーヌはブラバント公、末弟フィリップはヌヴェール伯およびルテル伯である。妹マルグリットは下バイエルン=シュトラウビング公・エノー伯・ホラント伯・ゼーラント伯ヴィルヘルム2世と結婚、2人の妹カトリーヌはオーストリア公レオポルト4世に、マリーはサヴォイア伯アメディオ8世(対立教皇フェリクス5世)にそれぞれ嫁いだ。
随分幅広く色々な所と婚姻関係を結んでいますね。
サヴォイア伯アメディオ8世(対立教皇フェリクス5世)って何ですか?サヴォイア伯という世俗の権力者で結婚している者が対立教皇に選ばれるなんてもうメチャクチャですね。
1385年に下バイエルン=シュトラウビング公・エノー伯・ホラント伯・ゼーラント伯アルブレヒト1世の娘マルグリット・ド・バヴィエールと結婚した。同時にマルグリットの弟ヴィルヘルムと無怖公の妹マルグリットも結婚、二重結婚を通してヴァロワ=ブルゴーニュ家は北方に進出する足掛かりを得た。
アルブレヒト1世の娘マルグリットはヴェンツェルと結婚したヨハンナの妹で、イザボー・ド・バヴィエールとも親戚関係にあります。
なんかややっこしくなってきた。
1396年にハンガリー王ジギスムント(後の神聖ローマ皇帝)による対オスマン帝国の十字軍に参加し、ニコポリスの戦いの大敗により捕虜となったが、その勇猛さ(あるいは軽率な向こう見ずさ)から「無怖」とあだ名されるようになった。
なんだ、負けて捕虜になったのなら大したことはない。
無怖公なんか戦死するか捕虜になって殺されればよかったのですよ。フランスに戻ってからもロクなことしないで、義理の孫シャルルを苦しめましたから。
父が20万フローリンに上る莫大な身代金を払ったため釈放、帰国後は父の意向で長女マルグリットと長男フィリップ(後のフィリップ3世、善良公)をフランス王太子ルイと姉ミシェルと婚約させ、更なる二重結婚でフランス王家とも縁組を結んだが、無怖公本人はヌヴェールで統治のため在住しており宮廷とはあまり縁がなかった。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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