ギー・ド・リュジニャン（1）
文字数 762文字
エルサレム女王シビーユと結婚してエルサレム国王となったギー・ド・リュジニャンについてです。作品集は下の画像から入って下さい。
ギー・ド・リュジニャン（1159年ー1194年）はフランスの騎士。エルサレム女王シビーユと結婚し、エルサレム国王となるが、ハッティンの戦いでサラディンに敗れ、エルサレム陥落を導くことになる。
ギー・ド・リュジニャンは映画『キングダム・オブ・ヘブン』にも出ています。
ギーはポワティエのリュジニャン伯ユーグ8世の息子だったが、1168年に彼ら兄弟はソールズベリー伯と争い、当時アキテーヌ公代理だったリシャール（後のリチャード獅子心王）に追放された。
リチャード獅子心王はヘンリー2世とアリエノール・ダキテーヌの三男です。
フランスやイングランドの出来事とエルサレム王国は密接に関係しているのですね。
ギーは兄のエメリーと共に1170年代にエルサレムへ行き、ボードゥアン4世とシビーユの母アニェス（ヤッファ伯）の元へ身を寄せた。アニェスはトリポリ伯レーモン3世との勢力争いにおいて、最初の夫を亡くしているシビーユの後ろ盾を必要としており、1180年にギーとシビーユは結婚した。
実の息子と権力争いをして自分に有利になるように娘を結婚させるなんて私の義理の孫シャルル7世の母イザボー王妃のようです。
1182年にボードゥアン4世の摂政となるが、イスラム勢力との勢力均衡を望む貴族たちと対立し、同様の境遇である元アンティオキア公ルノー・ド・シャティヨンや新着の十字軍士と組んで、サラディンとの対立を強めた。このため、ボードゥアン4世と貴族たちはシビーユとギーを離婚させようとしたが、シビーユは離婚を望まなかった。
映画にも出てきますが、ギー・ド・リュジニャンとルノー・ド・シャティヨンが結びついたことで最悪の結果となります。
