ティコ・ブラーエ(10)

文字数 995文字

ティコ・ブラーエについての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
ブラーエの著書『Astronomiae instauratae mechanica』(1598)に描かれたウラニボリです。
ジョアン・ブラウの著書『Atlas Major』(1663)に描かれたウラニボリです。
ウラニボリのメインの建物は一辺約15mの正方形で、主に赤レンガで作られた。半円形の塔がメインの建物の南北に配置され、全体として長方形に見えるようになっていた。
かなりこだわって作っていますね。
建物のプランとファサード、また周囲の庭のプランは、ティコが慎重に指定した比率で、格子状に設計された。これらの比率は、天文学の護符としてのウラニボリの機能として、太陽と木星の影響を増大させることにより、館内の職員の健康を増進させることを意図したのかもしれない。
そんなことまで意図して設計したのですか。
1階には4つの部屋があった。そのうちの1つはブラーエ一家が住んでおり、残りの3つは訪れた天文学者のためのものだった。北塔には台所、南塔には図書館があった。2階には、大部屋が1つと小部屋が2つあった。大部屋は王族用の部屋であり、1590年3月20日にはスコットランド王ジェームズ6世(後のイングランド王ジェームズ1世)が訪れた。
このような城を見学することができたジェームズ6世がうらやましいです。
塔の2階には、建物の外またはこの階のドアから繋がる場所に主要な観測機器が収められていた。木製のポストで支えられたバルコニーには追加の機器が収められており、建物から若干遠くにあるため、広い視覚が確保できている。3階はロフトになっており、学生用の8つの小部屋に分けられている。塔では屋根が3階の高さにある。ただし、もう1本の塔が建物中央のロフトから建っている。見晴台に似ており、3階から螺旋階段で上がることができる。さらに、大きな地下室もあり、一端は錬金術の研究室、もう一端は食料、食塩、燃料の倉庫となっていた。
ウラニボリにはティコ・ブラーエの夢や理想が全て詰まっていたのですね。
南側と北側の壁には大きな象限儀が取り付けられており、子午線を通過する際の高度が測定された。これを含め、観測所の機器の多くは、1598年に発行されたティコの著書『Astronomiae instauratea mechanica』に詳細が記載されている。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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