ナバラ女王フアナ2世(2)

文字数 831文字

ナバラ女王フアナ2世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
ファナ2世は父の従弟に当たる夫フェリペ3世(フィリップ・デヴルー)とともに共同統治を行った。フェリペはフィリップ3世の三男ルイ・デヴルーの息子としてエヴルー伯領を相続し、夫婦はノルマンディー地方やシャンパーニュ地方といったフランス北部に広い領地を持った。フェリペ3世は1343年に死去、フアナは1349年に死去し、ナバラ王位およびエヴルー伯位は息子カルロス2世が継承した。
なんだかんだ言ってナバラ王カルロス2世悪人王は広い領土を相続しているではないですか。それなのに欲張ってフランス王位まで要求するからうまくいかなくなっています。
でもこのフアナ2世、カルロス2世の血はずっと後の時代のフランス王アンリ4世まで続いています。
フアナ2世とフェリペ3世との間には8人の子供が生まれた。

・マリー(1329年頃ー1347年)アラゴン王ペドロ4世の最初の王妃。

アラゴン王ペドロ4世は私の父です。父とマリーの娘、私の異母姉コンスタンサはシチリア王フェデリーコ3世と結婚しています。その娘のマリアがシチリアを相続し、私の弟マルティンの息子マルティーノがマリアと結婚してシチリア王になっています。
・ブランシュ(1331年-1398年)フランス王フィリップ6世の2番目の王妃
フィリップ6世はヴァロワ朝初代のフランス王です。
・シャルル(1332年ー1387年)ナバラ王およびエヴルー伯
このシャルルがナバラの悪人王カルロス2世ですね。
・アニュス(1334年ー1396年)フォワ伯ガストン3世と結婚

・フィリップ(1336年ー1363年)ロングヴィル伯

・ジャンヌ(1338年ー1387年)修道女

・ジャンヌ(1339年ー1403年)ロアン子爵ジャン1世の妻

・ルイ(1341年ー1372年)ボーモン=ル=ロジェ伯、ドゥラッツォ公

ナバラ女王ファナ2世の子はナバラとフランスだけでなくアラゴンやシチリアにも関係してきます。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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