シュジェール(1)

文字数 789文字

ルイ6世の親友で政治顧問となったシュジェールについてです。作品集は下の画像から入って下さい。
サン・ドニ大聖堂のステンドグラスに描かれたシュジェールと書いてありました。
ステンドグラスに描かれたということは、シュジェールは当時から聖職者としても高く評価されていたのですね。
シュジェール(1081年頃ー1151年)は、フランスの宗教家、政治家、歴史家。フランス語ではスュジェと発音される。
シュジェールについて宗教家、政治家、歴史家と書いてあるということは、聖職者として活躍しただけでなく、実際の政治にも深く関わった人なのですね。
1981年頃に、パリとサン=ドニの中間にあるアルジャントゥイユで裕福な農民層の家庭に生まれ、1091年、10歳の時にサン=ドニ修道院に入る。そこで1094年に将来のフランス王ルイ6世に出会い、学友として過ごす。
ルイ6世の親友だったことで、シュジェールの人生は大きく変わります。
1107年にノルマンディー、1109年にはシャルトル近くのサン=ドニの分院の院長(代官)として修道院の荘園の経営に携わったシュジェールは、1122年に41歳でサン=ドニ修道院の院長になると、修道院の腐敗の一掃に取り組むとともに、大規模な改修に着手した。
このあたりのことはニコラさんに似ているので、私はベルナルドゥスよりもシュジェールに親しみを感じます。
サン=ドニ修道院長になってからは贅沢な生活を送っていた所をクレルヴォーのベルナルドゥスに非難され質素な生活に改めたが、教会を美しく飾り立てることを一種の信仰と捉える考えから、1136年(または1140年)には最初のゴシック建築の聖堂であるとされるサン=ドニ大聖堂の建設を開始し、聖堂は1144年6月11日に献堂された。
ベルナルドゥスはいろいろな所で口出ししていますが、極端に質素な生活を求めるのは逆に危険ではないかとも思います。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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