ヒューマニズムとルネサンス(3)

文字数 1,151文字

ヒューマニズムとルネサンスの続きです。作品のページには下の写真から入ってください。
El Renacimiento, fruto del Humanismo, tuvo como base una concepción libre y activa de la vida.
ルネサンスはヒューマニズムの成果であり、その根底の考えは自由で生き生きとした人生というものであった。
En esta época era frecuente que el teólogo, el científico, el alquimista y el filósofo fuera una misma persona.
この時代はしばしば神学者と科学者と錬金術師と哲学者が同じ1人の人間であった。
El renacimiento se vio reforzado por la llegada a Italia de un guran número de eruditos griegos, tras la toma en 1453 de Constantinopla por los turcos, que tradujeron y pusieron al alcance de los occidentales las obras clásicas.
ルネサンスは1453年にコンスタンティノープルがトルコ人に征服されてたくさんのギリシャ人学者がイタリアに来て古典作品を翻訳して西洋に伝えたことで強められた。
ヒューマニズムとかルネサンスとか、余には理解できない。
ニコラさんはルネサンス期のような万能人でした。修道士だから神学者でもあるし、医者で科学実験もして哲学者でもあった。
でもどれも中途半端で満足のいくところまでいっていない。
それから若い時は騎士になろうとしていたから武芸の達人でもあります。僕たちが盗賊に襲われた時も10人ぐらいの敵を1人で撃退してくれました。
余から見れば本当に理想的な人生だ。長い間修道院で暮らせてしかも強い。これ以上何を望むことがある?
だが私の人生は何もかも中途半端に終わってしまった。ルネサンスと呼ばれる時代に生きていたならば、もっと本が読め、それぞれのことを極められたかもしれない。
でもルネサンスの後の16世紀なんて、確かに本はたくさん出版されたけど、異端審問とか禁書とか酷いこともたくさんある時代です。特にいろいろ知識があったり好奇心の強い人にはお勧めできる時代ではありません。
それでもよい、ルネサンスは本がたくさん読め、ヒューマニズムの思想も広まった素晴らしい時代のようだ。ああ、生まれ変わるならルネサンスがいい。
ニコラさんはルネサンスでも生まれ変わっています。ただ大変な経験をしていますが・・・
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色