モンソン(1)
文字数 957文字
僕たちは修道士の服を着て、モンソン城に行きました。修道士ならばいつどこで人に見られても怪しまれないからです。でもラミロ2世とペドロ2世はモンソン城に着くなり喜んで先に行ってしまい、僕とハインリヒ7世だけが取り残されました。
文字数 957文字
ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている
ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。
フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。
ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。
フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。
ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。
ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。