90436PV

文字数 2,281文字

今日NOVELDAYSの総合PVが90,000を超えて90,436PVになっていました。前回80,000PVを超えたのが7月24日だったので、平均して1日1,000PV増えていることになります。これも訪問してくださる読者の方がいるおかげです。ありがとうございます。
作品のページには下の画像から入ってください。
PVの数が1番多かったのはここのチャットノベルで54,946PVでした。前回より6,516PV増えています。半分以上がこのチャットノベルでした。ここでもう1度登場人物の方々に自己紹介してもらいます。
僕の名前はフェリペ、15歳です。2000字短編小説シリーズの主人公です。1518年にスペインで生まれました。僕の家族は金持ちのユダヤ人だったけど5歳の時に母が亡くなり、父の再婚相手である継母に苛められ、7歳でキリスト教の修道院に入れられました。人生に絶望していたけど、ニコラス先生から勉強を教えてもらうことで元気を取り戻し、14歳の時にアラゴン王家の亡霊の皆さんと出会いました。
私の名前はニコラス、修道士ではないが修道院で医者として働いている。同じユダヤ人であるフェリペが気になり勉強を教えたところ、彼は私以上に歴史に詳しくなった。
余の名前はラミロ2世(1086ー1157)アラゴン王サンチョ・ラミレスの子であるが、兄が2人いたため子供の頃から修道院に入れられていた。兄アルフォンソ1世が後継者を残さずに亡くなったため、47歳でアラゴン王位を継いだが、政治も戦いの方法も全く知らない余を貴族達は馬鹿にして各地で反乱が起きた。余は『ウエスカの鐘』と呼ばれる粛正を行い、その後結婚して娘が生まれ、娘の結婚を決めた後は退位して修道院で余生を過ごした。
ラミロ2世は僕が最初に出会った亡霊で、他の亡霊の方はラミロ2世が最初に連れてきてくれたおかげで知り合いになりました。
余、ハインリヒ7世(1211ー1242は母上がアラゴン王女であったためアラゴン王家の血を引いている。父上フリードリヒ2世と対立して反乱を起こし、王位をはく奪されて目を潰され幽閉されて不治の病にかかった。6年後に護送される途中で馬と一緒に谷底に身を投げて自ら命を絶った。
余ペドロ2世(1174ー1213)はラミロ2世の曾孫でハインリヒ7世の伯父になる。レコンキスタで活躍し、モンペリエの相続人マリアと結婚してモンペリエを手に入れたが、南フランスでの領土争いの中でカタリ派に味方したとして破門され、そのまま戦死してしまった。
私、フアン1世(1350ー1396)は皆さまよりかなり後の年代のアラゴン王です。父上と対立し、2番目の妻ビオランテとその寵臣に宮廷を牛耳られ、自分は鷹狩りに熱中して不真面目王と呼ばれるようになりました。私にはたくさんの子がいましたが、無事に育ったのは娘2人だけで、アラゴン王位はマルティン1世が継ぐことになりました。死んだ時アラゴンの財政が傾いていて王にふさわしい棺を作ってもらえないという情けない理由で亡霊になってしまいました。
ここに集まった亡霊の方々は粛正を行った、自ら命を絶った、教皇に破門されたなどなんらかの理由があって亡霊になってしまった人です。
私の名前はニコラ、亡霊ではなくここの作者のガイドのような存在だ。13世紀に修道士として生き、シチリアに30年、カタルーニャに30年住んで90歳を過ぎて死んでいる。
僕の名前はアントニオ、やっぱり亡霊ではなくニコラさんと同じような存在です。ニコラさんより15歳年下です。僕はよい家柄の生まれだったけど子供の頃修道院に入れられグレていました。でもニコラさんと話をするなかで修道士として生きる覚悟を決め、以後ニコラさんとずっと一緒にいました。僕は死んだ時85歳位ですが、ニコラさんのイメージではずっと僕は15歳のままだと言うので、若い姿で出ています。
そして私、作者のペトロニーラです。長くなりましたが、他の本の紹介も簡単にします。
第2位は『ミゲル・セルベートの故郷を巡る旅と2冊のスペイン語の伝記』9,719PVで584PV増えていました。これは5月末締め切りのエッセイ大賞に応募したもので、締め切り後は更新してないのですが、それでも多くの方が読んでくださっているのがうれしいです。
第3位は『スペイン旅行の写真』4,041PVで474PV増えていました。これも最近は更新していないのですが、見に来てくださる方がこれだけいたというのはうれしいです。
第4位は『フェニキア文字とヘブライ文字』3977PVで前回より1636PV増えていました。このチャットノベル、最初は文字の説明を中心にして歴史の話は簡単にする予定でしたが、ポエニ戦争とハンニバルの話がかなり長くなっています。
第5位『Miguel Serveto o Miguel de Villanueva』3,635PV、前回より592PV増えていました。この本は地味な翻訳で、特に今訳しているナバラとの関係の部分は、講演した人がかなりマニアックな人らしく、修道女の記念式典をお祝いする手紙とかベアトリス・コネサという名前の叔母さんの遺産相続の資料など、マニアックな資料ばかり出てくる(笑)でも読んでくださる方がいるということが励みになります。
そして第6位『精霊たちの迷宮』の読書記録、248PV、PVはまだ少ないですけど、ブログに書いた読書感想文はその時はすごく感動して書いてもブログの中では埋もれてしまうことが多い、まとめておくことで自分にとってもよい記録になると思いました。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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