レオ10世(1)

文字数 803文字

メディチ家出身の教皇レオ10世についてです。作品集は下の画像から入って下さい。
『レオ10世と二人の枢機卿』ラファエル・サンティ画、と書いてありました。
ラファエルは実際にレオ10世などの人物を見て描いているから、かなり本人に似ていると思います。
レオ10世(1475年ー1521年)はルネサンス期のローマ教皇(在位1513年ー1521年)本名はジョヴァンニ・デ・メディチ。
フィレンツェの黄金時代を築いたロレンツォ・デ・メディチの次男。父と教皇インノケンティウス8世の後押しにより1492年、16歳の若さで枢機卿となる。同年ロレンツォの死去後、メディチ家の権勢は衰え、1492年に兄のピエロ、弟のジュリアーノと共にフィレンツェを追放される。
フィレンツェでは1494年から1498年まではサヴォナローラによる神権政治が行われていました。
フィレンツェではかなり極端に政治が変わっていますね。
追放中はイタリア各地を転々としたのち、ローマに落ち着く。1503年の兄の死後、ユリウス2世の支持の元、1512年にスペイン軍と共にフィレンツェに侵攻。メディチ家の復権を果たしている(教皇選出後はフィレンツェを親族に任せ、間接的に統治した)
ユリウス2世はボルジア家のアレクサンデル6世のライバルでした。
1513年、ユリウス2世の死後、37歳で即位する(「最年少にして、最も醜男の教皇」と呼ばれた)
随分酷いこと言われていますね。
戦争好きであったユリウス2世とは対照的に、平和主義者として振る舞い、外交ではイタリアを巡るフランスと神聖ローマ帝国の対立の中にあって、父譲りの政治感覚を発揮した。
ボルジア家のアレクサンデル6世の次がライバルで戦争好きであったユリウス2世というようにこの時代は極端な教皇が続きました。そしてレオ10世は平和主義者ではありましたが、別のことで極端であったため、やはり世界の歴史を大きく変えることになります。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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