アキテーヌ公ギヨーム10世(1)

文字数 830文字

ギヨーム9世とフィリッパの長男でアキテーヌ公となったギヨーム10世についてです。作品集は下の画像から入って下さい。
1643年にマルテン・ペピンによって製作された聖ベルナールと共に描かれたアキテーヌ公ギヨーム10世。バレンシエンヌ美術館と書いてありました。
肖像画というのは描かれた時代や作者によってかなり違いますね。ギヨーム9世とは全然似ていないです。
ギヨーム10世(1099年ー1137年)はアキテーヌ公(在位1126年ー1137年)ポワティエ伯ギヨーム8世でもあった。ル・トゥールーサン(聖トゥールーズ公)もしくはル・サン(聖者公)とも称された。
そのような名前で呼ばれたのは何か特別なことをしたからでしょうか?
ポワティエ家(ラヌルフ家)最後の男性相続人・当主。アキテーヌ公兼ポワティエ伯ギヨーム9世と2人目の妃であったトゥールーズ伯ギヨーム4世の娘フィリッパ・ド・トゥールーズの長男。アンティオキア公レーモンの兄に当たり、フランス王ルイ7世妃・イングランド王ヘンリー2世妃として戴冠したアリエノール・ダキテーヌの実父である。
ギヨーム10世は強烈な個性を持つギヨーム9世とフィリッパの間に生まれ、有名なアリエノール・ダキテーヌの父でありながら、どのような人物であったのかつかみにくいです。
ギヨーム10世はアキテーヌ公ギヨーム9世と妃フィリッパ・ド・トゥールーズの長男としてトゥールーズで生まれる。

ギヨームは、父の醜聞めいた行動や愛妾シャテルロー副伯夫人ダンジュルーズとの関係から、長い間父と対立していた。1120年に父と歩み寄り、翌年1121年にダンジュルーズの娘であるアエノル・ド・シャテルローとの結婚を機に和解した。

正妻との間にできた嫡男と愛人とその夫との娘が結婚するなんて、血の繋がりはないとはいえ、現代人の感覚では信じられないです。でもこの2人の娘アリエノールにはたくさんの子孫がいるので、彼らは全員この信じられない結婚によって生まれたことになります。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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