初代マリ伯爵ジェームズ・ステュアート(1)

文字数 970文字

メアリー・ステュアートの異母兄で数々の陰謀に関わっている初代マリ伯爵ジェームズ・ステュアートについて紹介します。作品集は下の画像から入って下さい。
初代マリ伯爵ジェームズ・ステュアート(1531年ー1570年)はスコットランドの貴族、政治家。スコットランド王ジェームズ5世の庶長子で女王メアリーの異母兄にあたる。
ジェームズはジェームズ5世とスコットランド貴族の5代アースキン卿ジョン・アースキンの娘マーガレット・アースキンの息子として1531年に生まれた。しかし、ジェームズ5世は国益のためにメアリー・オブ・ギースと結婚することにした。そのため庶子という扱いになってしまった。このことが、おそらく野心家で有能でもあった彼の中で、無念となって長年燻り続けていたようである。スコットランドに帰国した異母妹メアリーに、全く肉親としての親しみなど感じていなかったであろうことは、後の彼の数々の行動が物語っている。
母が貴族で王妃となる可能性も充分あったのに王は別の女性と結婚して庶子にされてしまった、この状況の中では異母妹のメアリーを恨むのも無理はないと思いました。
1557年12月の第一次信仰盟約を締結したプロテスタント貴族の一人だった。
イングランドやスコットランドにはルター派やカルヴァン派とは別のプロテスタントがいるので問題は複雑になりますね。
初めは、セント・アンドルーズ教会修道院長をしていた。しかし、そのうちにスコットランドの会衆の中で力を持つようになり、実力者の一人といた。夫のフランス王フランソワ2世の死後、メアリーに帰国を勧めたのはジェームズだった。メアリーはジェームズを「親愛なるお兄様」と呼んで深く信頼し、重用するようになった。1561年9月6日にメアリーによってジェームズは機密顧問に任命される。
フランス宮廷で育ったメアリーは世間知らずで、そんな彼女なら扱いやすいと考え帰国を勧めたのだと思います。
1562年の夏に、スコットランドの有力貴族でカトリックのゴードン家がメアリーに叛乱を起こすが、これを鎮圧した功績によって、ゴードン家から没収したマリの領地はジェームズの物となり、以後彼はマリ伯と名乗るようになった。彼は枢密院で大きな権力を振るうようになった。
メアリーに信頼され領土も手に入れて、ジェームズは大きな権力を持つのですね。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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