ブランシュ・ド・ブルゴーニュ

文字数 902文字

ジャンヌ2世・ド・ブルゴーニュの妹で、シャルル4世の最初の妻となったブランシュ・ド・ブルゴーニュについて紹介します。作品集は下の画像から入ってください。
ブランシュ・ド・ブルゴーニュ(1296年ー1326年)はフランス王シャルル4世の王妃。ブルゴーニュ伯オトン4世とアルトワ女伯マティルドの娘として生まれる。姉ジャンヌは夫の兄フィリップ5世の王家。
姉妹で王家の兄弟と結婚したということは、それだけ両家の結びつきは強かったということですね。後に悲惨な結果で終わっていますけど・・・
1308年、シャルルとエスダンで結婚した。
フィリップ5世とジャンヌが結婚したのは1307年だったので、その翌年です。結婚した時はまだフィリップ4世がフランス王でした。
1314年に発覚した不倫スキャンダルにより、王太子ルイ(後のルイ10世)妃マルグリット、姉ジャンヌとともに捕らえられ、ガイヤール城に幽閉された。彼女は身の潔白を訴え続けるが、シャルルは決して許さず、そのまま幽閉を実行させた。姉ジャンヌのみ許されて宮廷に戻り、ルイ10世の即位に伴い幽閉されたまま王妃となったマルグリットは翌年死去した。
フィリップ5世とシャルル4世では態度が全く違い、それが2人の運命を決めていますね。
1322年にシャルル4世が即位するとともに、マルグリットと同様に幽閉されたまま王妃となるが、同年5月にローマ教皇ヨハネス22世から結婚の無効が許可されたため、称号は剥奪された。
王妃の称号を剥奪されてしまえば、もうどうなるかわからない、そういう状況で幽閉されたままというのは辛いと思います。
ポントワーズ近くのモビュイソン女子修道院で幽囚の身のまま1326年に死去した。1男1女をもうけていたが、幽閉中にいずれも夭逝した。
不倫したのは悪いことだけど、悲惨で救いようのない話ですね。
余の父上(カール4世)は子供の頃シャルル4世の宮廷に預けられ高い教育を受けた。シャルル4世に深く感謝し、プラハをパリのような政治、文化の中心地にしたいといつも話していた。そのフランスの王家でこのようなことがあったのか。
私も憧れの国フランスのイメージが壊れてショックです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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