ブルゴーニュ公シャルル(1)

文字数 1,041文字

ブルゴーニュ公シャルル(突進公)について紹介します。作品集は下の画像から入ってください。
シャルル(1618年頃、ピーテル・パウル・ルーベンス画)と書いてありました。
シャルル(1433年ー1477年)は、ヴァロワ=ブルゴーニュ家の事実上最後のブルゴーニュ公(在位1467年ー1477年)シャルル・ル・テメレール(シャルル勇胆公、豪胆公、無鉄砲公、突進公、猪突公、軽率公などとも訳されるが、フランス語のニュアンスとしては「無謀な君主」といった侮蔑的な意味合いが強い)と呼ばれる。果たして彼は戦場に散り、ブルゴーニュ公の称号そのものは後代にも継承されたが、ヴァロワ朝フランス王国とも互角以上に渡り合うほどの栄華を誇ったブルゴーニュ公国はシャルルの死とともに崩壊した。
ブルゴーニュ公というのはフィリップ3世以外は先のことを考えないで感情で動く人間が多いような気がします。
フィリップ3世(善良公)と、ポルトガル王ジョアン1世の娘イザベルの間の三男として生まれる。兄2人は夭逝して唯一残った男子であったため、父が1467年に死去すると公位を継承した。翌1468年にイングランド王エドワード4世の妹マーガレット(マルグリット)を3番目の妻として迎えた。
シャルルは父からブルゴーニュ公位を受け継ぎ、ポルトガルやイングランドとも関係がある、恵まれた境遇にいると思います。
フランス王国の統一を進めていたルイ11世に対抗する国内最大の君公で、ブルゴーニュ公の本領、ブルゴーニュ伯領(フランシュ=コンテ)の他にリエージュ司教領の支配権を獲得し、ネーデルラントを支配した。
ルイ11世は私の義理の孫シャルル7世の子ですが、シャルル7世に対して反抗的だったので、私はあんまり好きではありません。
豪奢な宮廷生活を営みつつ、国内の独立貴族を連合してルイ11世に対抗する<公益同盟>を結成して、3度戦いその都度フランス王軍を圧倒した。
ブルゴーニュはフランス王軍を圧倒するほどの強い軍隊を持っていたのですね。
1473年には周囲のロレーヌ・ピカルディを攻略し、要塞を引き渡させ、自由通行を認めさせた。しかし1476年、フランス王に雇われたスイス傭兵にグランソン、ムルテンで破られ、さらにロレーヌ公ルネ2世と交戦中にナンシーの戦いで戦死した。
こう言っては失礼ですが、あっけなく亡くなっていますね。
彼に男子はおらず、一人娘のマリーが後の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世と結婚したため、ネーデルラントはハプスブルク家領となった。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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