ゴドフロワ・ド・ブイヨン(6)

文字数 734文字

ゴドフロワ・ド・ブイヨンについての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
1096年6月、民衆十字軍はハンガリーに入城した。しかし彼らは現地のハンガリー軍といざこざを起こし、十字軍とハンガリー軍が全面衝突してしまい、10,000人もの十字軍が殺された。
民衆十字軍はラインラント地方でユダヤ人を大量虐殺し、そしてハンガリー軍と全面衝突をして半数の10,000人もの兵を失っています。指揮官のいない寄せ集めの軍隊ほど残虐になり、そしてまた悲惨な結末を迎えるという例になっています。
結果、その後にゴドフロワの軍勢がハンガリーに入国する際、数日間に渡るハンガリー王国との交渉をせまられたという。そして11月、ユーグ1世率いる軍勢の着陣に続いて、ゴドフロワ率いる軍勢はコンスタンティノープルに到着した。
ゴドフロワの交渉がうまくいったからこそ、ハンガリーを通ってコンスタンティノープルに到着することができたのだと思います。
アレクシオス帝は想定外の規模の軍勢の来着に困惑した。コンスタンティノープルに集結した十字軍が4,000~8,000の騎馬隊、25,000~55,000の歩兵部隊にまで達していたからだ。これはビザンツ・ローマの両勢力が目指す目標の違いが原因とされる。ローマ教会は異教徒(ムスリム)から聖地を解放し自勢力の制御下に置くことを目標としていたのに対し、ビザンツ帝国はただ単にセルジューク朝に奪われた領土の奪還を目標にしていたからだ。アレクシオス帝は十字軍に帝国への忠誠を求め、再征服した領土の一部を帝国に還元することを要求し、レーモン4世を除くゴドフロワやその他の多くの諸侯はその条件を認めた。
ローマ教会とビザンツ帝国では十字軍の目的もかなり違っていたようです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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