まさか!不真面目王が人気急上昇中!
文字数 1,232文字
私の名前はフアン1世、1350年に生まれて1396年に死んでいる。父ペドロ4世と仲が悪く、自分の結婚や父の再婚で対立した。芸能を愛好し、文化の振興に貢献したが、政治面は妃ビオランテとその寵臣らが牛耳るにまかせ、結果として家臣らの不満が増大し、浪費により王室は財政難に陥った。1396年、狩りの最中に死去したが、財政難のため王にふさわしい棺をつくることができなかったという。2人の妻との間にもうけた男子はすべて夭折して、王位は弟マルティン1世が継承した。
そうだ、そうだ。元々この小説は余が主人公だったのに、なぜ余を差し置いてハインリヒ7世やフアン1世の人気が高まるのだ。ハインリヒ7世についてはわからないでもない。だが、不真面目王と呼ばれた王になぜ人気が集まる?
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