マティルド・ド・ブローニュ(1)

文字数 901文字

ブローニュ伯ウスタシュ3世の娘でイングランド王スティーブンの王妃となったマティルド・ド・ブローニュについてです。作品集は下の画像から入ってください。
マティルド・ド・ブローニュ(1103/1105-1152年)はブローニュ女伯(マティルド1世、在位1125年ー1151年)イングランド王スティーブンの妃。英語名はマティルダ・オブ・ブロイン。
イングランド王家は何度もフランス貴族と婚姻関係を結んでいますね。まあアラゴン王家もラミロ2世、ペドロ2世、フアン1世はフランス貴族と結婚していますけど。
ブローニュ伯ウスタシュ3世の娘としてブローニュで生まれた。母メアリーはスコットランド王マルカム3世と王妃マーガレットの娘で、イングランド王ヘンリー1世の王妃マティルダとは姉妹であった。つまりマティルドはモード皇后(マティルダ)の母方の従姉妹であった(夫スティーブンはモードの父方の従兄である。また、父方の叔父に第1回十字軍の指導者であったゴドフロワ・ド・ブイヨンおよびエルサレム王ボードゥアン1世がいる。
スコットランドとイングランドの王家とフランス貴族が複雑に絡んでいるようです。
1125年にヘンリー1世の計らいでブロワ伯エティエンヌ2世の息子エティエンヌ、後のイングランド王スティーブンと結婚した。前後してウスタシュ3世が死去しており、マティルドは夫と共にブローニュ伯となった。
最初スティーブンはブローニュ伯だったわけですね。
1135年にヘンリー1世が亡くなると夫がモードを出し抜いてイングランド王に即位、12月26日に夫婦そろってウェストミンスター寺院で戴冠しそれぞれそれぞれイングランド王・王妃となった。
つい最近、ウェストミンスター寺院でチャールズ3世の戴冠式がありました。戴冠式というのはとても重要な儀式のようです。
スティーブンは戦士としては勇敢だが性格が弱く優柔不断で、為政者としての能力に欠けるとの評判だが、ロンドン市民に受け入れられたマティルドは淑やかで美しく女性の魅力に溢れるだけでなく、騎士顔負けの勇気と決断力の持ち主で夫を支えた。
スティーブンが即位して戴冠式を終えた後も混乱は続いたようです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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