フランス王ルイ6世(6)

文字数 1,046文字

フランス王ルイ6世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
リュシエンヌの実家の父ギー1世と兄ユーグを反乱に駆り立て、ルイは1108年に彼らの居城であったグルネー城を包囲・占領した。その少し後にギー1世が死去したが、モンレリ=ロシュフォール家の反逆が弱まることはなかった。
大変な戦いが続いたわけですね。
ルイはユーグが王への反逆により退いたセネシャル職の後任をアンソー・ド・ガルランドとした。アンソー・ド・ガルランドはモンレリ家と婚姻関係にあったが、ルイの忠臣であった。ユーグはル・ピュイゼ領主ユーグ3世と同盟を結び、シャルトル周辺を荒らした。
誰が敵で誰が味方なのか、よくわからなくなってきました。
1109年、ルイはラ・ロッシュ=ギュイヨン城を占領し、1111年にはル・ピュイゼ城を破壊し、ユーグ3世を捕らえてシャトー=ランドンに幽閉した。王は自らの地位を強化するため、ル・ピュイゼから2キロメートル離れた場所にトゥーリー城を築いている。

ルイはその直後、ムラン伯ロベール1世が王室軍の領内侵入に対する報復としてパリのシテ島を攻撃し略奪したことで、深刻な打撃を受けた。

1112年、パリとオルレアンの間に位置する戦略上重要な町コルベイユの統治者コルベイユ伯オドが死去したことで事態が悪化した。

ルイ6世について日本ではあまり知られていませんが、激しい戦いをしてフランスを統一しようとしたようです。
ルイはこれを機会とし、コルベイユを定住領としたが、そうすることで相続権を主張していたブロワ家のティボー4世を敵に回すことになった。同時にルイは、コルベイユの領有権を放棄したル・ピュイゼ領主ユーグ3世を釈放するという過ちを犯した。一旦自由の身となったユーグは、もはやこの件について何も知ろうとせず、再び反乱軍と同盟を結んだ。この苦境の中、ルイはフランドル伯ロベール2世と同盟を結び、軍を率いて進軍した。ユーグ3世はこれに乗じてトゥーリ城を包囲したが、ルイは軍を引き返し、トゥーリ城を奪還した。その後、従弟にあたるヴェルマンドワ家ラウル1世との戦いに勝利し、ル・ピュイゼ領主ユーグ3世、ユーグ・ド・クレシー、ブロワ家のティボー4世、ロシュフォール伯ギー1世、ラウル・ド・ボージャンシーらと、ル・ピュイゼ領を滅ぼし、領主ユーグ3世を捕らえた。しかしその見返りとして、ブロワ伯は王家の同盟者フランドル伯ロベール2世をモーで討ち、殺害した。
ルイ6世の生涯は複雑で、シャルル7世に似ていると思いました。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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