エルサレム王ボードゥアン3世(1)

文字数 599文字

フルク5世の子でエルサレム王となったボードゥアン3世についてです。作品集は下の画像から入って下さい。
ボードゥアン3世(1130年=1163年)はエルサレム王(在位1143年ー1163年)である。父親はエルサレム王フルク5世、母親はメリザンドである。
フルク5世はまたイングランド王ヘンリー2世の祖父にもなります。
ボードゥアンはまだ幼いころに王位を継承したため、治世初期は母親のメリザンド王妃が摂政として政治を取り仕切っていたが、成長後にメリザンドとボードゥアンは対立。内戦を経て、ボードゥアンはメリザンド派を討伐し、親政を開始した。
実の親子であっても対立して内戦にまでなってしまうのですね。
ボードゥアンの治世において、エルサレム王国はビザンツ帝国と以前にも増した強固な同盟を締結した。また第2回十字軍の折りには王国はダマスカス征服を試みたが、これは失敗に終わった。ボードゥアンは王国南部の重要な要塞アスカロンをファーティマ朝より奪還し占領することに成功したものの、王国北部のシリア地方で勢力を拡大していたヌールッディーン率いるザンギー朝に対しては苦戦を強いられた。彼は継嗣を残すことなく亡くなり、エルサレム王位は弟のアモーリーに継承された。
日本ではエルサレム王国などの十字軍国家が話題になることはほとんどないのですが、フランスの貴族が王となって複雑な歴史を繰り広げ、他国との関係も複雑だったようです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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