ジェームズ1世(イングランド王)(20)

文字数 853文字

ジェームズ1世(イングランド王)についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
ジェームズ1世の長女エリザベスは、1613年にプファルツ選帝侯フリードリヒ5世と結婚した。陽気で美しく慈悲の心を持っていた彼女は、イングランドでも非常に人気が高かった。嫁ぎ先のプファルツでも領民たちから「慈愛の王妃」と呼ばれ慕われるほどであった。
ジェームズ1世は数々の陰謀に巻き込まれ議会とも対立して大変な思いをしていますが、エリザベスは幸せな中で育ち、嫁ぎ先でも人気があったのですね。
しかし、ボヘミア・ファルツ戦争(ベーメン・プファルツ戦争)で夫が皇帝フェルディナント2世に敗れると、全てを失ってオランダへの亡命を余儀なくされた。1661年にイングランドへ帰り、翌1662年ロンドンで死去した。
ボヘミア・ファルツ戦争は三十年戦争でもあり、オーストリア領ボヘミアの新教徒が神聖ローマ帝国に対して反乱(プラハ窓外放出事件)を起こしたことがきっかけになっています。
1419年7月30日にフス派勢力がプラハ市庁舎を襲撃して、市参事会員7名が窓から投げ落とされて惨殺された。余は事件の知らせを受けてショックで卒中を起こし、半月後に死んでいる。
200年の時を経て同じプラハで宗教の対立による暴動が起き、それがきっかけでそれぞれフス戦争、三十年戦争と長く続く悲惨な戦争が始まっています。
エリザベスは夫との間には13人の子を儲けたが、うち五女ゾフィーはハノーファー選帝侯エルンスト・アウグストに嫁いだ。ゾフィー以外の兄姉およびその子孫はゾフィーよりも早世またはカトリック教徒となったため、ゾフィーが唯一の王位継承者となった。しかし、ゾフィーがステュアート朝最後の君主アン女王に先立って逝去したため、長男がジョージ1世(ハノーヴァー朝の祖)として即位した。今日の英国王位継承権を保持する人物は、全員がゾフィーの子孫である。
エリザベスは亡命して苦労していますが、彼女の娘ゾフィーを通じてその血は現代のイギリス王室にまでつながっています。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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