ウスタシュ3世(1)

文字数 801文字

ゴドフロワ・ド・ブイヨンの兄であるウスタシュ3世についてです。作品集は下の画像から入ってください。
ビザンツ皇帝アレクシオス1世コムネノスと面会するウスタシュ3世・ゴドフロワ・ボードゥアン三兄弟。白髪の人物がウスタシュであると書いてありました。
三人そろって皇帝に会っているということは、兄弟は一緒に戦い、仲もよかったということか。
十字軍の時代はそうだったのでしょうか。私の生きた時代は親子、兄弟が王位を巡って争い、義理の孫のシャルル7世などはかなり苦労したようですけど・・・
ウスタシュ3世(1050年ごろ~1125年ごろ)は、11世紀~12世紀にかけて西ヨーロッパで活躍したブローニュ伯(在位1087年~1125年)である。1087年に父親ウスタシュ2世の後を継いでブローニュ伯に即位した彼は、弟のゴドフロワ・ド・ブイヨンやボードゥアン(1世)とともに第1回十字軍に参加し、ニカイア攻防戦・ドリュラエウムの戦い・エルサレム攻囲戦などの数々の戦役で活躍した。
ウスタシュ3世は長男で領土を受け継いでいるのだから、わざわざ十字軍に参加しなくてもよかったと思うのですが・・・
そしてアスカロンの戦いに参加したのち、彼は聖地から母国ブローニュに帰国した。
やっぱり長男だから領土を守らなければいけないという気持ちも強かったのでしょうか?
ゴドフロワの跡を継いだボードゥアン1世の没後、ウスタシュ3世はエルサレム王への即位を求められていたとされる。ただ聖地へ向かう途中、親戚のボードゥアン(2世)がウスタシュ3世を差し置いてエルサレム王に即位したという報告を受け、ブローニュに帰還した。そしてリュミリーにクリュニー派の修道院を設立し、その地で修道士として余生を過ごした。1125年、修道士として生涯を終えた。
エルサレム王になれなくても、ブローニュ伯の地位は持っていたはずなのに修道士になってしまうなんて、信じられないです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色