ウィリアム2世(9)

文字数 794文字

ウィリアム2世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
現代の学者たちは王の死について再び取り上げ、中にはウィリアム王暗殺説に信憑性や説得力を見出す者もいるが、この説が普遍的に受け入れられているわけではない。バーロウ氏によれば、このような事故は当時よくあることであり、殺人を証明するのに十分な確たる証拠は存在しないという。バートレット氏は、狩猟は危険なものだったと指摘する。プール氏は、事実が「醜く、陰謀を示唆するように見える」と主張する。ジョン・ギリンガム氏は、もしヘンリーがウィリアムの殺害を計画していたのなら、暗殺決行はもう少し遅らせるのが得策だっただろうと指摘する。ウィリアムと兄ロベールとの間で戦争が起こり、その結果どちらかが排除された後に、ヘンリーが勝者の1人を暗殺することによってイングランドとノルマンディーの両方を手に入れる道が開かれたのではないかという考えに基づく指摘である。ティレルは直ちに逃亡した。そしてヘンリーは兄の死によって誰よりも得をした。実際、ヘンリーの行動は計画的なものにも見える。死んだ兄を完全に無視して、まっすぐウィンチェスターに向かい、国庫を押収し(これは簒奪王がよく行う最初の行動である)、翌日には自分が王に選出されたのである。
僕はヘンリーが怪しいと思います。そしてイングランドの歴史は最初に兄弟の争いが起きているので、その後も兄弟や親族との争いが続き、王位が簒奪されるということも繰り返されたように思います。
ウィリアムの遺骸はウィンチェスター大聖堂に安置されており、聖歌隊の脇にある司祭席の壁に置かれた王室用遺体安置箱の中にまとめられている。頭蓋骨は失われていると考えられているが、彼の遺骨のうち長い遺骨がまだ残っている可能性がある。
ウィリアム2世の死や遺骸の扱いについてはショックでした。次回からヘンリー1世について調べてみます。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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