スペイン旅行の写真

文字数 840文字

今日から新しくチャットノベルで『スペイン旅行の写真』を始めました。作品のページには下の写真から入ってください。
ここのチャットノベルとどう違うのだ?
ここのチャットノベルはおかげさまで多くの方に読んでもらえるようになりました。でも長く続いたので内容がたくさんになっている、そこで旅行に絞って別のチャットノベルでまとめるようにしました。
いつも思うが、ここの作者のタイトルの付け方にはセンスというものが全く感じられない。『スペイン旅行の写真』なんてそのままつけただけじゃないか。
わかりやすい方がいいのです。
何度も言っているが、我々亡霊は新しく作られた物を認識することができない。バルセロナにあるサグラダなんとかだって、我々の目にはぼんやりと見えるだけだ。数百年前からあるバルセロナ大聖堂の方がよほどはっきり美しく見える。
亡霊の方が新しい物が見えないというのは、そういう体験が少ないからだと思います。
亡霊だけでは新しい体験はできないけど、人間が一緒にいる時はチャンスです。人間と一緒に繰り返すことで、今までできなかったこと、トラウマになっていたこともちゃんとできるようになるのです。僕は護身術の学校でそれを実感しました。
だからサグラダ・ファミリアとか新しい時代の建物もどんどん紹介して見てもらうことで、ラミロ2世など古い時代の亡霊の方にも現代のバルセロナについて知ってもらいたいです。
バルセロナについてならよく知っている。我が娘ペトロニーラはバルセロナ伯と結婚してそこからアラゴン・バルセロナ連合王国が始まった。
余はバルセロナ伯の孫にあたり、その血を受け継いでいる。
それは余も同じだ。
私の代になるとかなり血は薄くなっているけど、それでもバルセロナ伯の血は流れています。
亡霊の皆さんにとってもバルセロナは縁のある場所なので、ぜひ現代の様子も知って欲しいです。バルセロナだけでなく他の都市でも・・・そして日本ではまだあまり知られていないアラゴンの魅力を、写真をたくさん使って伝えていきたいです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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