モンフェラート侯コンラート1世(4)

文字数 798文字

コンラート1世についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
十字軍に参加した騎士たちは、仲間内で対立を続けているリチャード1世やフィリップ2世より、コンラドを十字軍の指揮者にすべきと求め始める。またエルサレム王としての即位とエルサレム王国の復活も諸侯から認められることとなった。これに対してリチャード1世は反対し、家臣の一人を王の対立候補として挙げようとしたが、コンラドに出会ってその人格を知ると、王位継承を承認したと言われている。
リチャード1世とフィリップ2世は十字軍としては味方でも領土を巡って長い間争っていました。でもコンラドはそのどちらにも直接関係していないし、サラディンとの戦いで実績もある、彼がエルサレム王として支持を得るのも無理ないと思いました。ただそうなるとイザベル1世と無理やり離婚させられたオンフロワ4世が気の毒です。
しかしコンラドの存在は、サラディンをはじめとするイスラム側にとっては脅威でしかなかった。また、ギーやリチャード1世をはじめとして十字軍内部や王国内部にエルサレム王位を巡る敵が多かった。イスラム側か十字軍側か誰の依頼によるものかは今でも不明だが、1192年4月、ニザール派(暗殺教団の別称があった)はコンラドの暗殺を計画し、コンラドはエルサレム王として即位する直前にニザール派の刺客に襲われて暗殺されてしまった。
敵を殺すために暗殺という卑怯な手段を使うのは神の教えではありません。でもそうした教団が何世紀も続いて多くの人の命を奪ったのは怖ろしいことです。
コンラドとイザベル1世の娘マリーアは、後にイザベル1世の後を継いでエルサレム女王となり、ジャン・ド・ブリエンヌと結婚した。弟のボニファーチョはモンフェラート侯を継いで第4回十字軍に参戦することになる。
次回からエルサレム女王イザベルの3人目の夫になったシャンパーニュ伯アンリ2世について調べてみます。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色