アキテーヌ公ギヨーム10世(4)
文字数 775文字
1130年、ギヨーム10世は盟友であったアンジュー伯ジョフロワ4世とともにノルマンディーで作戦を展開することになった。この作戦の目的は、アンジュー伯夫人マティルダ・オブ・イングランドの権利を、簒奪者エティエンヌ・ド・ブロワから守ることであった。
マティルダ・オブ・イングランドはヘンリー1世の娘でヘンリー2世の母になります。エティエンヌ・ド・ブロワはイングランド王スティーブンです。ギヨーム10世はイングランドの歴史にも大きくかかわっていたことになります。
死の床でギヨーム10世は友でもあった主君のフランス王ルイ6世に自分の亡き後、当時15歳程であった長女アリエノール・ダキテーヌの後見及び、彼女に相応しい結婚相手との縁組を頼み遺した。ギヨームの遺言通りルイ6世はアリエノールの後見人となり、自分の息子の王太子ルイと結婚させた。