新しい家族

文字数 540文字

今日は2000字家族小説に『新しい家族』を投稿しました。作品のページには下の写真から入って下さい。
今回の話は、僕がニコラス先生の友人の医者の家に引き取られるところです。
無事友人の家に送り届けることができて、私もほっとしている。
今回の話では、実は僕は養父となる人と初対面ですごく緊張していました。でもある人物というか亡霊の方の話で盛り上がり、すっかり打ち解けました。その亡霊とは誰でしょう。
歴史の話で盛り上がると言えば余に決まっている。レコンキスタの英雄、悲劇的な死、そして息子のハイメ1世の活躍、こんなに盛り上がるエピソードを持つ者は他にはいない。
余は在位期間は短いが、エピソードならある。エピソードというよりももはや伝説として『ウエスカの鐘』の話はヨーロッパ中に広まった。さらにそこに隠された修道院長の助言、余と師匠の深い絆に涙を流す者も多い。
涙を流すエピソードと言えば余の人生はまさに悲劇だ。養父が医者ならば病の歴史についても詳しく話をしたであろう。
まさか私の話で盛り上がるとは思えませんが、もしそのようなことがあればすごくうれしいです。
さて、4人の中で僕と養父の間で話が盛り上がり、緊張をほぐす役割をしてくれた亡霊は誰でしょう?正解は小説『新しい家族』の中に書いてあります。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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