アキテーヌ公ギヨーム8世(1)
文字数 658文字
アキテーヌ公ギヨーム8世(1025年頃ー1086年)はアキテーヌ公およびポワティエ伯ギヨーム6世(在位1058年ー1086年)
出生時はギーの名で洗礼を受ける。
アキテーヌ公ギヨーム5世(大公)とその3番目の妃であったブルゴーニュ公オット=ギヨームの娘アニェスの第2子。異母兄にギヨーム6世とウード、同母の双子の兄にギヨーム7世、実妹に神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世皇后となったアニェスがいる。
はじめはガスコーニュ公(1052年ー1058年)であり、兄の死後にアキテーヌ公を継承。1053年以降、ギヨーム8世の代よりガスコーニュ公はアキテーヌ公に統一される。
それ以前は母の再婚相手アンジュー伯ジョフロワ2世・マルテルにちなんでギー=ジョフロワと呼ばれていた。
幼少で父ギヨーム5世が爵位を異母兄ギヨーム6世に相続させてマイユゼの修道院に隠遁し修道僧となった後に死別し、未亡人となった母アニェスはアンジュー伯ジョフロワ2世と再婚した。そのため、兄ピエールと共に幼少期をアンジューで過ごした。