亡霊は剣術の稽古では邪魔になる

文字数 629文字

今日は新しく2000字小説のコメディに『亡霊は剣術の稽古では邪魔になる』を投稿しました。小説のページには下の肖像画から入ってください。
亡霊が邪魔になるとは、また随分失礼なタイトルではないか。
でもああいう場面では本当に邪魔です!
コメディなので大げさに書いていますが、ラミロ2世が本当はああいう性格ではないということ、このチャットノベルを読んでいる読者ならよくわかっていると思います。
よくわかっている読者だからこそ、場面を想像して面白いと感じるのであろう。いきなりあの小説だけを読んで、面白いと感じられるかどうかはわからない。
でも人目を引く、大げさなタイトルを付けて、今までとは違う読者を呼び込むのもいいかもしれないと思いました。どっちみち日本ではアラゴンの知名度はまだまだ低いので・・・
その宣伝のために余を使っているというのか。
ええ、まあ、ラミロ2世がコメディでは1番使いやすいです。なんというかぶっ飛んだ性格の人にしやすいので・・・
余はぶっ飛んだ性格ではない。基本的には真面目な修道士だ。
真面目な修道士の亡霊が思いがけない場面に思いがけない行動を取る、それが笑いとなるのです。日本でもお寺を舞台にした笑い話はたくさんあります。立派なお坊さんがありえない行動を取る、そのギャップがおもしろくなるのです。
そうなると余はコメディの主人公として需要があるということか。
日本で修道士王を主人公にしたコメディがどれだけ需要があるかわかりませんが、がんばって続けてみます。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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