2024/06/30

文字数 1,753文字

 8時過ぎくらいに起床しました。
 軽い朝食を済ませている最中に母からこの家に越した時からあるマッサージ椅子とソファを捨てて、新しく大きめのソファを買わないかと提案されました。まだふわふわしている頭で、自分はすぐ即答できずに悩みました。またあるいは机を買い替えないかとも。
 自分はどうにも乗り気になれませんでした。貧乏性というよりは物に執着があるのと生活環境の変化を好まない性分のせいです。叶うことなら何も変わらない、創作物にあるような毎日同じ日をループするような世界が自分にとっては理想です。なのではっきりした返事をできずにいると話は派生して、この家に住み続けないなら家財を整える必要はないがどうかと聞かれました。急に母の死後自分はこの家に住み続けるのかという問題が浮上し、情けなくも自分は困り果てて辛くなって何も答えられませんでした。母の死んだ後の人生は自分は考えるのがとても怖いです。おそらく自分は一人です。今の自分では家族を作ることは望めず、欲しいとも思わず、母が仮に病院や施設に入ってもこの家に住み続けているまま何も変わっていないと思います。自分は内心、母が存命の間は一応社会に順応している人間として振る舞い、もし母が死んだらもう人生どうでも良いとさえ思っている節があります。でも母にその通りには言えず、ただこの家で一人で住み続けている自分もどこか会社の近くに居を移している自分も、等しく絶望的なものに思えました。生きていける自信がありませんでした。
 トイレにしばらく篭ってようやく考えていることの整理が着き、ひとまずソファは母の言う通り買う方針で行こうと勇気を出しました。母に生活の変化という、少しでも日々の中で華やいだイベントをもたらさなければと思いました。もみ玉が一部折れているものの7割は動くマッサージ椅子やソファを捨てるのは後ろ髪引かれる思いがしますが、執着を無くさないと。執着というのが辛いというのは分かってはいるつもりなのですが中々振り払えられません。
 その後母と色々段取りについて話した反動か、自分は壊れたドライヤーを分解するという、後から考えも奇行に及びました。分解してみたら何か別の形での使い道が見つかるかもしれないという、これまた物への執着の現れの一つでした。結局分解してほんの少し無駄な知的好奇心が満たされただけで終わりました。基盤や配線など微塵も知識のない自分がこんなことしても意味ないのに。
 昼前に母と日用品の買い出しに。帰りしなにマクドナルドのドライブスルーで昼食を買います。ドライブスルーの直前でクーポンをダウンロードしていたことを思い出し、結局間に合わずクーポンなしで買うという、自分らしい段取りの悪さ、抜かりがありました。
 帰宅して昼食。済ませて少し昼寝しました。
 午後はダラダラゲームして過ごしました。ゲームするのは楽しいです。この小さな刺激、変化で自分は十分に幸せに思えます。自分は刺激に敏感な体質に生まれてきたのだと思っています。でも薄い刺激で精神の容量が満たされ行動しない性質は不幸だと気づいてきました。ただ辛いです。
 夕方になって夕食はホットプレートで焼き肉を食べました。お肉も美味しいですが、自分はズッキーニをステーキっぽく焼いたのが一番美味しく感じました。塩っぱくて旨みもあって、そしてさっぱりしています。
 その後しばらくダラダラした後に入浴を済ませ自室に。夕食を終えるのが遅くなったため結局ゲームでのトレーニングは再開しませんでした。思えばこのゲームは秋頃に買って夏を経験していません。エアコンの効いた部屋でやったとしても汗をかくので色々今後また再開するとなったらタイミングを考えなければいけません。
 今日一日は朝から予期せぬ問題に直面したのがちょっと辛かったです。母から家具の買い替えを提案されたこと自体は辛いことではありません。母はインテリアなど見るのが好きなので色々生活の中をアップデートしたい気持ちは当然だと思います。ただ自分が無条件に生活の変化や喪失を結構強く恐れてしまうのが問題です。こう繊細な気質になりたくなかったです。
 明日は在宅勤務、頑張らないと。

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