2021/02/25

文字数 2,371文字

 七時過ぎに起床。
 6時に目覚めたものの不安感からそわそわして眠れず、しかし寒くて布団から出られずこの時間まで無為に過ごしていました。
 朝食、緊張のせいで今日は残してしまいました。本当に貧弱です。
 その後日課のストレッチしながらアニメ鑑賞。ケム○クサを観ました。物質的に貧しく、いつ誰が死んでもおかしくない状況で姉妹が一致団結して生き抜こうとする点、その中でも互いに好きなことを楽しんで欲しいと思い合う点が、今の自分の身の上と少し重なる気がして辛く感じました。何かにつけて今はネガティヴになって胃を痛めてしまいます。
 その後支度して手続きに行きました。出るところでてっきり母親と行くと勘違いしており、どこまでも自分は自立していないのだと恥ずかしくなりました。
 こういう手続きにあまり来たことがないため、受付カードを貰っても本当に受付してもらえているのか不安になります。とにかく世間知らずで、万事に不安を抱いてしまう自分が嫌になります。
 受付はちゃんと通っていて、必要書類等も出せませたが、喋りながらに自分の声の辿々しさ、いかにも自分が出来損ないな感じがまざまざと感じられてお腹が痛くなります。
 幸い滞りなくできて安心しました。これまでこういった身辺のことを母に任せていたので、想定外のことが起きたらどうしようかととにかく不安になります。姉はこういうことをハキハキとこなせるので、本当に羨ましいです。
 かつて就活でしたいことが思い浮かばず、漫然と文系に向いていそうと思って金融業界を受けていたことがあります。今思うと到底無理だとほとほと我ながら呆れます。少しずつその辺りのことや、ひいては資産運用なんかについて勉強したいと思っているのですが、この調子ではダメそうだと思いました。まず仕事の勉強をすべきだと気付きました。仮想通貨だのfxだのは気が向いたら暇潰しに見ることにしましょう。
 手続きが終わると、久しぶりに外に出たことで少し清々しい気持ちになりました。仕事時間を短くしてもらって出来た余裕、サボる身の上ではない自分に罪悪感があり、もう一つ役所の人間と面談という不安材料はありつつも、少し幸せでした。
 帰宅して、事前に先輩に伝えた出勤時間までの間、聞かれ得ることについて確認しました。5分程度で済むとはいえ、コミュ障でそういうことに疎い自分がボロを出してしまわないかとにかく不安です。
 その後仕事を始めましたが、とにかく不安です。かなり担当者は厳しくて、聞いた感じで性格が悪そうなので怖いです。彼らの仕事も大変なのだとは思いますが、どうか容赦して欲しいです。浮ついた気持ちで、仕事が帰って現実逃避になるのが不思議です。ある程度集中できつつも、もうすぐ来る時間になると激しく不安になりました。
 休憩時間になって役所の人間が来ました。思っていたよりも悪そうな人では無さそうですが良い意味でも悪い意味でもしっかりとしていて、仕方のないことなのですがやはり生活を変えるよう言われました。私は内心仕方のないことだと思いつつも、変わらずに済んでいる前例があるのに変わらせられるというのを恨めしく思ってしまいました。なまじ前向きなことを言われたので、余計にそう思ってしまいました。同時に少し父を恨めしく思ってしまいました。もし私たちの助言に耳を貸して暴飲暴食を控えていたら病気になっていたのではないか、よしんば病気になったとしても、口で申し訳ないと私たちに言うくらいなら趣味の散財を控えたりもっと有益なことをしてくれと、そんなことを考えてしまいました。もう何より私が一番頑張るべき年齢であるのにです。
 話しながら昼食を終えて、そのまま仕事に。話を聞いていて時間をかけてしまいました。そのあとは解放感で割と集中できました。少し前向きになって、何となく自分はこのまま生きられるような気がしました。リビングでの父と母の会話からはイヤーマフで聞かまいとしました。少し芽生えた自信を崩したくありませんでした。しかし進捗としては、新たな問題が発生してイマイチ進みませんでした。危機感が芽生えました。明日には必ず終わらせたいと思います。本当に最近は少し思慮とか理性とかが薄れているような気がします。お金を稼ぎたくて悪さする人に、何となく共感を抱くようになってしまいました。それだけお金というものに対する飢餓感は、現代においてはもしかしたら三大欲求に勝るのではないかと。
 そのあとまた逃げるように退勤しました。何かどうとでもなれという気持ちです。夕飯を済ませて、今日話した件についてまた父が愚痴を言い始めました。私は少しイライラしました。好きで病気になったわけではないのにと言いますが、どうにも先方が法律に則ってしっかりとやっていて、こっちが恥とか言って不合理なことを言っているような気がしました。仕方のないことを言って駄々をこねているような気がします。私はとてもそんなことは言えないのに、そう思ってしまいます。
 父からまた車があるうちにと旅行に誘われました。自分は迷いましたが、母が父の車の運転を不安に思って行かないように釘を刺してきたのを思い出して、母の意向を優先する形で断りました。少し父はがっかりした様子で気が引けましたが、母に心配をかけてこれ以上母の心労を増やす方を嫌に思いました。
 今日1日は仕事以外に色々あったという点では終わって些かの充実感がありつつも、不安を抱くことが多かったです。色々揉まれたせいか、少し幼児的な道徳心が薄れているのを感じます。明日はいくばくかハキハキ行動することを心がけて、自信を得られるようにすることで少しやけになっている気持ちを正したいと思います。

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