2022/05/22

文字数 2,703文字

 8時に起床しました。
 朝食を済ませつつ少しの間アニメを観て過ごしました。無性にこち亀を見たくなる時があります。あのような行動力とタフさには憧れます。
 帰宅して少しの間外で日光浴して過ごしました。もう夏みたいな日差しで、スマホがかなり熱くなるのが危ないものの日光でなんだか元気になった気がしました。
 昼食を済ませながら昼過ぎまでまた家族とバラエティ番組を見て過ごしました。ずっとこんな時間ばかりだったら、と切に思います。そうじゃない時間が辛いです。
 昼過ぎに叔母が来ました。忘れ物を取りにがてら、色々見舞いの品を持ってきてくれました。一緒にケーキを食べたりしたのですが、その時どうにも眠気がして、姉と母を差し置いてろくに会話に参加できなかったのに情けない気持ちになりました。
 その後久しぶりに散髪に行きました。まだちょっと咳があるのでマスクしながらしてもらえました。少し咳があるので遠慮していましたが、時間がある内に行っとかないとと思いました。後結構伸びた髪の手入れがもったいなくて思いました。
 咳があると言ったためか会話は最低限のままさっぱり切ってもらえました。正直なところ、自分にとって理想の髪型というのがいまいち具体的になく、いざ切り終わってこんな感じでいいかと聞かれても良いとしか答えられないないのですが、とにかく短くしてもらえてスッキリしました。
 自分が帰って少ししてから叔母は帰りました。別れ際に叔母が言った言葉がとても気になりました。「早くこっちに来い」と。誰に向かってかははっきりしませんが、おそらく母に対し自分の家の近くに越してくるように言ったのです。叔母は自分達が近い内に自立する想定でいて、その時母と互いに生活を支えられるようにとそう言ったのだと思います。しかしその言葉は自分にとっては脅威に感じました。つまりは早くこの家を手放せということなのです。確かに姉はおそらく秋にはこの家を出て結婚します。二人で過ごすにはこの家は広過ぎるかもしれません。でも、自分はこの家を手放したくありません。今の生活が失われるのにひたすら恐怖を感じてしまいます。
 やがては手放す必要があるのだとは思います。恋人ができて自立して家を出るとかが本来普通で正しい道なのかもしれません。
 でも自分にはその道がとても想像できず、母親が老いて介護施設に入るまで自分は40歳とかになってもこの家に住み続ける未来の方が余程か想像できてしまいます。
 母もできればこの家で住み続けたいという風に言ってました。叔母もこんな良い家を手放したくない気持ちは分かると言ってました。でもこの家に住み続けるのは悪いことなのでしょうか。ふと祖母のことを思い出します。祖母もかつて家からマンションに引っ越しました。祖母もきっと家を手放したくない気持ちはあったのだと思います。でも経済的にも身体的にも家での生活は維持できず、きっとマンションに移ったのだと思います。自分達もいつか同様のことをしないといけません。でもこの家を失うのが怖くて寂しくて不安です。叶うことならずっと住み続けたいです。少なくとも今の友達さえろくに作れない自分には、姉のように自立する未来なんて想像できません。
 父も亡くなっていよいよちゃんとしないといけないのに、この体たらくです。何が最善なのでしょう。この家を手放すのか自分と母の二人で住み続けるのか。
 なんでこんなにも変化が怖いのか分かりません。とにかく今に執着しています。なんでこうも姉と違うのか。なんで。なんで。
 書きながらかなり頭がいっぱいいっぱいになってきたのでなるべく現状だけを見るようにします。
 近い内に家や今後の生活についてはどうしたらいいか母は知り合いに相談します。その結果次第です。選択肢が決まるのはそれからです。
 そして自分がこの家に住み続けることの是非。住み続けたいという気持ちがまずあり、それが悩みとなっている原因は一つは経済的・法的に住み続けられるかどうか、もう一つはこのまま一緒に住み続けることが母と自分にとって良いことなのかどうかということです。
 自分が一人暮らしすることで母は家事の負担が減り、自分は否が応でも精神的に自立せざるを得なくなります。
 一方で一人暮らししたら母の暮らしを手伝うことは難しくなります。そして現状、情けない話ですが自分は一人で生きていける気がしません。自殺してしまいそうな気がします。
 決めました。なるべく自分はこの家での生活を望みます。そのために頑張ります。この家にいたまま精神的に自立する道を目指します。それか少なくとも一人暮らししても平気なくらいには友達をちゃんと作れたりする精神的に自立した人間にならないと。
 叔母は自分が寂しいのもあってああ言ったに違いありません。母が望まない限りは自分はこの家にい続けたいです。そしてこの家を守りたいです。
 そのあと少し自分一人で運転して近くのスーパーに買い物に行きました。叔母の言葉についてつい考えてぼーっとしてしまうことがありました。ついぼーっとしてしまうことが多いため運転が怖いです。
 帰ってから保険会社に出す書類を作りました。コロナで保険金が幾分か降りるとのことです。
 記載して投函してから入浴。
 夕食を済ませます。母がリビングで寝ているのにさえも自分は不安を抱きました。明日の予定を聞こうかと思いましたが、聞く勇気が湧きませんでした。否定されることへの恐怖がありました。自分にできることはないと、常日頃ぼーっとして役に立たない自分を否定されることへの恐怖が。
 自室に上がってもこの不安はずっと続きました。明日から平日で色々しなければならないことがあるとは聞いています。しかし自分は何が出来るか。父の葬送に関してもほとんど姉が動いてくれて自分は時にちんぷんかんぷんなことや余計なことを言ってしまうことが多く、ほとほと自分は何もできないと感じました。
 ポジティブに考えてみます。これは成長の機会だと。これで結構自分が色々やれたら、この先ちょっとだけ一人で生きていける自信がつくのではないかと。そう思って頑張ります。
 今日一日はぼーっと過ごしました。散髪して少し気分は晴れましたが、叔母の言葉をきっかけに凄く絶望的な不安に陥りました。「変化はアップデート」「今いる場所が常に故郷」というフレーズは勇気を与えてくれますが、効くのに中々時間がかかります。
 明日は母は色々な手続きに着手することになると思います。出来る範囲で手伝いたいです。

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