２０２１／０１／２７

　7時過ぎに起床しました。
　昨日あまりよく眠れなかったせいで起きるのが辛かったです。朝から胃がムカムカする感じがします。
　朝ごはんを食べて日課のストレッチ。
　今日はヴァイオレ○トエヴァーガーデンを最終回まで見切りました。主人公を苦悩させていた問題が一つ解決し、成長した主人公は辛い過去を受け止めつつこれからも前を向いて生きていく決心をしました。とても面白かったです。映画が近日公開されるとのことで、もし今の辛い状況が収まったら見に行きたいと思いました。
　今日は出勤する時間を1時間遅くしてもらい、役場に印鑑登録をしに行きました。恥ずかしながら、家の敷地から出たのが10日ぶりくらいになります。外を歩いているといささか前向きな気持ちになれました。外の空気と運動が身体を少しだけ元気にして、つられて心も少しだけ元気になれたような感じがします。
　印鑑登録はお金を持ってくるのを忘れてしまい、一度家に財布を取りに行かねばならないという失態を犯してしまいました。こういう抜かりを無くすところから自分をしっかりさせていきたいと思いました。
　そのあと在宅勤務、昨日終わらせられなかった仕事を終わらせて少し安心しました。しかし父がなかなか起きて来ないのが気がかりで、不安で落ち着かない気持ちにまたなりました。
　お昼ご飯のために降りてきた時には父は起きていて、死んでいなかったと安心しました。しかし父はすっかり意気消沈した様子で、母が今日は何をするのか聞くと「今日は何もしたくない」と答えました。母は察した様子で、そしたら自分が代わりに行こうかとも尋ねましたが、父は別にいいと拒絶しました。起きた時にはもういつもの調子に戻っていることを期待していましたが、残念ながらまだ元気が出ないようです。
　すっかり自分の身の上に絶望してしまったのではないかと思いました。したいことは沢山あるのに病気と貧乏のせいでできない、そんな自分の境遇に絶望して昨晩はついに悲しみを抑えられなくなってしまったのではないかと思いました。
　昼ごはんを済ませてから昼寝、色々なことを考えてしまって眠れませんでした。
　その後仕事の続き、ある程度は進ませることは出来たものの、階下で何か話しているのが聞こえてくる度にそれに気がいって、また不和や喧嘩が起きたりしないか不安になります。なぜここまで両親の喧嘩に不安を覚えるのか分かりません。心理的に両親を自分から切り離して、自分の幸せだけ考えるようにしたらのでしょうか。究極的にはそうすべきなのかもしれませんが、中々そう割り切れそうにありません。
　心残りを抱きつつ退勤、夕飯を口に詰め込むように食べました。胃が荒れている感じがします。
とても胃を荒らしていい身分ではないのに荒れているのが申し訳ないです。
　少し飼い犬が不穏な様子を見せました。うちの飼い犬は一月ほど前から肛門嚢炎という病気を患い、肛門周りの皮膚が膿んで破けては獣医に連れて行くというのを3回くらい繰り返しています。つい先週も破けて、ようやく傷が塞がってきたところでまたお尻を気にするような素振りを見せたので、母はかなり狼狽していました。あまりに繰り返しているので近々病原を除去する手術があるのです。ここでまた破けたら予定を練り直さないといけなくなるし、何よりお金がかかります。手術の日までもってくれることを祈るばかりです。
　今日一日過ごして、父とは二言三言しか言葉を交わしませんでした。父はずっとイヤホンをしてユーチューブを見ていました。いつも見るのはキャンプの動画か、少し差別的な内容の動画です。動画を見ている時父は常に僅かな笑みを浮かべています。微妙に口角を上げ、ぱっと見た感じは寛いでいます。しかしスマホを覗き込む姿勢も表情も硬直して動かない様に、父は今、内心で渦巻く感情に必死に蓋をしているところなのだと感づかせられます。結局何も話すことはなく父は床につきました。
　父は少なくとも今晩は安静に眠るだろうと安堵すると、途端に私は自分の中にほんの少し父を恨めしく思う気持ちが芽生え始めていることに気付きました。ここのところ感じている生活の不安について、内心でその責を父に着せて責めてしまいました。もし自分たちの忠告を聞いて酒や刺激物を控えていれば病気になってお金に困るようなことにはならなかったのではないかと。
　私がこんな薄情だから父は泣いてしまったのではないかと思いました。昨晩泣いている父を目の当たりにした時、私の心の内には父を哀れに思い心を痛める気持ちと、父に幻滅する気持ちとが同時に存在していたことに気付きました。


　ここまで読んでくださってありがとうございました。
　また読んでくださったら幸いです。