2022/02/15

文字数 1,738文字

 5時半前に起床しました。
 昨日お風呂でつい涼みすぎたのか少し風邪っぽい感じがして起きるのが辛かったです。早めに帰ることさえ考えました。
 朝食と支度を済ませます。母と何気ない会話を交わしたりしている内に返ってやけに元気な気さえしてきました。母の手前元気に振る舞わなければと思いました。
 家を出ます。普段通る道で、危うくお年寄りの方を轢きかけることがありました。
 街灯のない暗い道で、何も光る物を持たず全身真っ黒な服を着ていたので中々気付かず、とても焦りました。客観的に見れば自分が気をつけなければならないのはわかっていますが、焦りからとても腹立たしく思ってしました。もし轢いてしまったとしても自分は逃げるだろうと。まだ暗い早朝に何も光る物を持たずに意味もなく歩いている当人、ひいてはその状態で散歩に出かけさせる家族が悪いと。まだ自分はいっぱい働いて家族を支えていかないといけないのに、社会の歯車として一定の価値があるのに、将来があるのに、あの不注意な老人のせいで全てを台無しにされる方が不当だと思いました。
 少し気分が落ち着いてから自分にも非があると感じました。もっと強いライトを自転車につけていたら双方とも気付けたのでは、いくら下り坂とはいえ暗い道だから速度を落とすべきではなかったかと。とりあえず明るいライトを買うことにします。
 その後車内で寝ようとしましたが、もし轢いてしまった場合の想像が止まらなくて寝られませんでした。どう弁明しようかなど考えずにはいられない内に時間が経っていき、段々降りる駅まで近づいていく内にあの顔も見えなかった老人に対する恨みと憎悪の念がまた湧いてきました。あの老人さえいなければ寝られたのに。三大欲求を阻害されるととても腹が立ちます。それにちゃんと理由や意義や仕方ない経緯があるなら良いのです。あの老人の何の意味もなくリスクだけ振り撒く行為によって自分の仕事に影響があるかもしれないということがとにかくイライラして仕方ありません。最悪の気分です。
 少し時間が経ってまた気分は落ち着いてきました。とにかく偏狭になってました。別のことを考えるようにしないと。考えるとまた恨みが湧いてきます。
 買い物して出社、いつも通りに打刻。
 会社まで歩く中で朝からこれだけ最悪な気分になったからこのあとは何が何でも良い一日にしてやる、と逆にポジティブな気持ちになりました。
 働き始めて初めの方は良い感じでした。
 しかしお昼が近づくとやはり眠気に襲われ始めました。つい何も考えない時間があったりしました。やはりどうにも調子が良いのは初日で、それから疲れてしまいます。
 その後途中で行き詰まり、原因を相談した結果先輩の不備であることが分かりました。自分が後から依頼した作業であるため申し訳なく思いつつも、またその先輩に訂正してもらいました。相談した時暗に自分がそれを訂正してするかのような話の進め方をされたので、分からないのでやってほしいと思い切って直接言いました。火花が散っていたような気がしました。ヒヤヒヤしましたが気にしないことにします。
 その後も眠気と戦いつつ仕事して遅めの昼休憩に。昼食を済ませて昼寝。かなり深く眠ってスッキリしました。
 その後仕事の続き。
 行き詰まったところを何とか解決でき、けっこう達成感がありました。また一つ不測の問題が見つかりましたが、ひとまず置いておいて定時近くに退勤しました。まあ良いでしょう。外に出るとまた明るくて、なんだかお祭り気分です。朝は散々な気分になりましたが、結果としては良いかもしれないです。
 その後久しぶりに人の多い駅で降りて本屋に。身なりのお洒落な人を観たり充実した日々を送っていそうな人を見て劣等感を抱きモヤモヤしてしまいました。何故自分はああいうのから逃げてしまったのか。そろそろ本当に対人恐怖症みたくなっているので何とかしないと。
 薬局に寄ってから帰宅。
 夕食と入浴を済ませて自室に。比較的早く寝られます。
 今日一日は初っ端は最悪でしたが後半は早く帰ったのもあり楽でした。
 明日も仕事、明日はまたあの老人に気をつけないと。

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