2021/02/22

文字数 2,422文字

 7時過ぎに起床。
 昨日かなり夜更かししてしまったので起きるのが辛かったです。
 朝食を済ませて日課のストレッチしながらアニメ鑑賞。
 はたらく○胞BLACKを観ました。身体の中が日に日に悪くなっていっているのが恐ろしいです。慢性的に絶望感が立ち込める世界で、普段は諦めず頑張る人のかっこよさを描いていますが、今回は時にはサボることの大切さを教えてくれました。「はたらくって難しい」というラストのセリフに色々考えさせられました。
 その後支度して在宅勤務。
 午前はあまり集中できませんでした。少し仕事の目処が立てそうだと思ったのと、明日の休みばかり考えてしまったのとで、一応ひと段落はつきつつも進み具合はとても遅かったです。まるで危機感が欠如していました。天気が良くて暖かく、とにかく遊びに行きたい気持ちでいっぱいになってしまいました。非常に良くありません。午後からは流石に気を引き締めたいと思います。緊急事態宣言が終われば在宅勤務も終わります。そろそろ気を引き締めないと。
 その後昼食を済ませて昼寝。寝不足もあってか寝足りませんでした。この若さで常に寝ていたいと思うのは我ながら不健全だと思います。
 少し休憩終わりまで時間があるので外で日光浴。やはり気持ちいいです。紫外線とか気にならなくもないですが、鬱々とした気持ちの方が肌に悪いと正当化したいと思います。
 その後仕事の続き、一応今日一日のノルマを終わらせることは出来たのですが全体としては上手く行きませんでした。途中で新たな問題が生じ、その問題の原因が自分には分からない所にあると察せられたので、一応解決に挑戦したり別の方法を探ったりなどしているうちに時間が過ぎてしまいました。もう少し問題の要点を整理して先輩方に相談するようにしたいと思います。
 その後夕飯、飼い犬は私に尻尾を振って喜ぶ素振りは見せつつも未だ挙動が不穏で、おそらくまだお尻に違和感があるのだろうと思います。早く良くなって欲しいです。
 役所の人間がまた問題を提起してきたそうです。随分と厳しい人らしく、自分も少しだけその人と話さなければならなくなりました。父も母も嫌になると不満を漏らしていました。コロナのためかあるいはその担当者個人の性格なのか、なかなか上手くことが運ばず、本当についてないと思うことが多いです。少し日常の中で幸せを見出そうとしても、結局金という問題が全てを奪っていきます。ツイッターで日記の報告をしているとやたら投資とかFXとかを呼びかけている人がいるのを見かけますが、いっそそういうのを始めてしまおうかとも考えます。
 父が病気になって慢性的な経済難に悩まされてから、ずっと近いうちにいいことあると互いに言い続けていました。しかし幸運はいつまで経っても訪れません。いい加減頑張らなければと思いつつも、ここ最近不安なことばかりで、全てを焼き尽くしたくなるような気持ちになることがあります。いっそ逃げ出して投げ出してしまう方がシンプルになるのではないかと。何とか前向きでいようと思います。
 風呂を済ませてから借りた部屋に。ここ最近翌日が休みの日はずっと借りた部屋で寝ています。
 家族から離れて一人になると、少し生活がシンプルになった気がして安心します。本当はもっと複雑なのだと思いますが、それでも生活が自分の手の届く範囲で完結するかのような、そして自分のことだけ考えていたらいいかのような気がします。家を出る人の気持ちをほんの少しだけ味わっています。
 自分には家を出てまで目指したいものも無く、家を出たいほど家が居心地悪かったわけでもなかったので、両親に甘えて家にずっと居続けたいと思っていました。
 しかし今は家族が嫌いなわけでもないのに、家族を捨ててどこか遠い街に行きたいと思うことがあります。家を出ていくことで、自分の中でこの家での生活が朽ちることなく保存されるような気がするのです。行く末を見ずに逃げ出すことで、遠い地で今も家族は変わらない生活を送っていると夢想し、自分は自分のことだけを考えて生きていけるのではないかと思えました。我ながらクズです。でも、家族の泣き言を聞くのも空元気を見るのも辛くて、つい逃げることを考えてしまいます。
 私は自身の精神年齢が同年代に比べて3年ほど遅れていると思っています。同年代が人付き合いや年齢相応の挑戦の中で知る人生のコツを、自分は同年代を観察したり創作物中のキャラの心情を考察したりすることで、3年後にようやく薄らと知ることが出来ます。
 今は経済難という問題によって、少しだけ私は人生の自由さと根源的な辛さを知った気になってます。同年代は3年前に知っているものです。ちょうど私はモラトリアムというものの出口の近くにいて、そこで中の自分と外の自分から両手を引っ張られて引き裂かれるかのような心地がします。
 外の自分は、辛い現実を知ることになるが、同時に自身の成し得ることとそれに必要な努力がはっきりと分かるようになり、爆発的な飛躍は無くとも自身の一挙手一投足に確かな手応えを感じ、活動的に生きられるようになると言って私を引っ張ります。
 中の自分は、もし一度ここから出てしまったら無邪気に、そして無限に創作や妄想を楽しめていた日々に二度と戻れなくなるぞ、お前は自立したところで他人にも自分にも大きな迷惑をかけるだけなのだから、今までのように諸々の選択は家族に委ねて、暖かな白昼夢の中で安穏に人生が終わるのを待とうと言って私を引っ張ります。
 文章量からも分かるように中の自分がまだ優勢です。自分に自信が無いと変化を恐れてしまうためです。自信を得られるようになる変化さえも恐れてしまいます。
 昔から聞いていたのに生きていると急に重みが変わる言葉がありますが、今は勇気という言葉がとても重いです。


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