2022/05/13

文字数 2,031文字

 6時半に起床しました。
 朝起きた時は一見体調が良くなったように感じましたが、次第に起きた後の眠気やだるさが一向に消えないように感じました。
 朝食と支度をします。母に体調を聞きました。昨日はあまり寝られなかったそうです。無理もないと思います。父の入院という問題とコロナという問題が重複しているので、色々な可能性を考慮しないといけません。
 どうにも眠くて身体がだるい気がしました。昨日は割と寝たはずなのですが。寒暖差のせいだと思い込もうとする一方で、やはりコロナの可能性が高まっているように感じました。メンタルのせいでもあるかもしれません。胸に手を当てるとドキドキします。むせたのをきっかけに咳もちょっと出るようになりました。鼻水やくしゃみもちょっとあります。4日近く長引いているので季節性の風邪の可能性も無いことは無いと思いつつ、およそコロナな気がします。仮に陰性だったらどれほど嬉しいか。
 母もこの先のことでどうしたらいいか悩んでいます。父のことでいつ急いで動かなければならないようになるか分からない状況で、検査を受けて陽性と判明したらどうなるか。
 薄ら気分が悪く、やけに眠くて身体がだるいのは精神的なものなのか、天気が悪いからなのか、それともコロナだからなのか。
 電話が来ました。陽性でした。およそそうだとは思ってたのですが、やはりショックです。
 今後のことを考えます。
 まず母がどうすべきか。在宅勤務しているのでLINEでとにかく話し合いました。自分はとにかく母には検査を受けて然るべき医療機関から処置を受けてほしいと言いました。母は父に何かあって動けなくなることを危惧していましたが、それはもういとこに頼むしか無いと説き伏せました。
 そんな時、突如リビングに降りてくるように言われました。父をもう薬で眠らせるから最期のビデオ電話だと。衝撃でした。まだこれからのことについて考えていたところで、父のがんがもう全身に回っていてコロナどころでは無いと。
 ビデオ通話しました。気丈に明るく振る舞おうとしましたが、感謝の言葉を伝えようとすると泣きそうになって、必死に堪えました。父から今までありがとう、家族一致団結して頑張ってと言われて、自分はこっちこそありがとう、頑張るとただ返事することしかできず、産んでくれてありがとうとか色々言いたいことはあったのに言えませんでした。父の無念を考えるととても悲しくなります。
 電話を終えてしばらく家族3人で悲しみつつも、これからについて考えないといけません。母にはとりあえず役所の人間に電話して判断を仰ぐことにしました。しかしすぐに電話に出なかったり、聞いたところでこっちの事情もよく分からずマニュアル通りの返答をしてきたり、当てになりませんでした。
 とりあえず母は明日行く予定だった病院に電話し、とりあえず来院での診察は出来ないこと、詳しくは電話で翌日話すこととなりました。母は症状が無いからと検査せずに済ませようとしますが、もしものことがあると怖いのでなるべく診察してほしいです。
 昼休憩に入って昼食。済ませて昼寝。一応眠れましたが頭が痛いです。ストレスか気圧かコロナか。
 仕事の続き。会社に陽性だった旨を連絡してしばらく在宅にしてもらい、仕事も減らしてもらいました。マニュアル通りとは言え上司の皆さんは優しくてありがたかったです。
 しかし基本的に仕事はあまり進みませんでした。頭が痛いのととにかく色々なことがあって頭に入りませんでした。
 中断してアニメを観たりすると気分が紛れました。こんなことをやってていいのかと言う罪悪感もある一方で、画面の向こうの幸せな日々に慰められました。頑張らないと。
 とりあえず自分は父がもし亡くなった場合葬式はどうなるかなどなるべく色んなことを調べないと。
 定時に仕事を終わらせてしばらくアニメを観てからリビングに。姉も軽いだるさを訴えていました。コロナのせいかショックのせいか。泣いたりして寝ていないと語りました。自分は正直喋った時以来ほぼ泣いていないので薄情かもと思いました。でも今は悲しむより楽観的になって早くコロナを治すようにしないと。
 父の葬式についていろいろ調べたりしました。安く済ませてくれるところがあるのですがコロナでも行けるかどうか相談せねばなりません。自分はオンラインで何かすることもあり得るそうです。悲しいですが仕方ありません。
 先に入浴を済ませて夕食。食欲はありませんがとりあえず食べました。
 その後はバラエティ番組を見て過ごしました。ちょっと笑ったりして、母も姉も気晴らしになったと思います。
 遅れて自室に。今日一日はとても疲れました。色々ありすぎました。色々憂鬱を晴らせるようなことはあるものの、問題は山積していてどうなるか分かりません。
 明日から休み。どうか悪化しませんように。

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