2022/02/10

文字数 1,822文字

 6時半に起床しました。
 昨晩は少し夜更かししてしまい布団から出るのが辛かったです。
 朝食を済ませます。母にリビングのテーブルを買い替えないかと聞かれました。今リビングにあるのは昔から持っているもので、椅子はクッションもない木製でテーブルは今となっては広過ぎて邪魔なくらいだと。自分がまだ生きているうちにどうにかしてしまわないかと。その話の前提には母が死んでこの家に一人になる自分がありました。自分は何やかんやテーブルがこの広さが必要だったことがここ最近なかったかなんてことを考えて口籠もってしまいしました。先のことを考えるととても不安になってしまいました。情けないです。
 母がゴミ出しに行きがてら隣人と話して、隣家に住む同級生が母親を心配して車にドラレコを自分でつけた旨を聞いたそうです。それで自分の車についてもどうするかをまた少しだけ話しました。結局父の状況次第だとしてとりあえず問題を先送りに。母に少しずつ色々なことを頼られてきて、それに対し不安ばかり抱いてナヨナヨして決断しない自分が嫌になりました。何故自分にはこうも意思の力が無いのか。父が死に近付きつつあるのに際して、母も死に支度を始めつつあります。色々なことを整理しています。姉は父が死んでからおそらく少ししたら家を出るので、今の家や車のことは自分の手に委ねられます。家財から家そのものまで、これからの生活に合わせて整理しなければなりません。要するに処分していかねばなりません。しかし自分は今置かれている環境が変わることに、今あるものが失われることに堪らない恐怖と不安を抱いてしまいます。捨てるのが怖いです。このままだとゴミ屋敷の住人になるかもしれないとまで思えてきました。家に一人きりで、喪失への恐怖からゴミを捨てることにさえ喪失感を見出して恐怖を抱くようになり、家をゴミで埋め尽くすかもしれないと。朝からテーブルと車について聞かれただけなのにここまで色々考えを膨らませて不安になってしまいました。何故こんなにも変化が恐ろしくて仕方ないのか。必要なことなのは分かっています。母だって先のことを考えると不安なのはきっと同じで、母は家を切り盛りしている責任感・義務感から悩む間もなく半ば反射的に今できることをするしかないと考えて、現状の整理を進めているのです。怖いことでも必要に迫られたら恐怖を置き去りに人は瞬発的な行動します。足元に火がついたらというやつだと思います。自分はまだ自分の足元に火がついていることを実感していないのだと、そのことを意識して少し実感すると、これまで先のことを見通してあらかじめ行動する意思の力が無かった自分だったけど、何やかんや足元に火がついてからようやく行動し始めても問題を乗り越えることは出来ていたと、ほんの少しだけ自信が湧いてきました。
 このようなことを考えては文字に出して、気分を落ち着かせるのに1時間かかりました。在宅勤務を1時間サボったことになります。何とか気持ちを外に出して気分を落ち着かせないと気が気でなかったので仕方ないとします。
 テーブルは自分が物心ついた時からずっとあるもので、椅子も固くて居心地は悪いものの丈夫で使い勝手が良くもあり、それ故に愛着もあって捨てたくない気持ちでしたが、新たにおしゃれで使い勝手の良いテーブルを買うことを考えると、ポジティブな気持ちになります。変化をアップグレードと見ると少し捨てることへの不安や恐怖が薄れます。中々喪失感や執着ばかり見てそこを意識するのは難しいですが、ちょっとずつ捨てることに慣れていかないと。
 気分が落ち着いてからは一周回って逆に少しポジティブになり、割と仕事の方は捗りました。割と淡々と取り組めて、何だったらいつもよりいい感じでした。今日は早めに帰ってしまいましょうか。
 昼休憩に入って昼食を済ませて昼寝。いつの間にか寝ていて目覚ましが鳴った時やけにビックリしました。
 その後仕事の続き。午後もほどほどにやり、ひと段落ついたところで1時間程度の残業で退勤しました。
 その後夕食と入浴を済ませて借りた部屋に。午後は比較的平和でした。
 今日一日は朝からとてもひどい気分になったものの何とか持ち直して、割と良い感じでした。
 明日から休み、一日は留守番して、一日は料理する予定です。後一日はどうしましょうか。

 ここまで見てくださってありがとうございました。
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