2022/05/24

文字数 1,486文字

 7時に起床しました。
 朝食を済ませて飼い犬の散歩に。
 それが住んでからは父の遺品の一部ゴミ処理場に持っていきました。父と深く結びついたそれがゴミの山に落ちていった時、寂しい気持ちになりました。
 帰りに買い物して帰宅。
 姉の彼氏が父に手を合わせたいと家に来るのに備えて父の遺骨などを移動しました。それに伴い介護ベッドを少し移動させるなどしました。
 姉の彼氏が来て、少し手を合わせたり二言三言話したりしました。自分は軽く顔を見せたりはしつつも昼寝すると嘘をついてそそくさと自室に篭りました。
 姉と彼氏が出かけた後で昼食をとって昼寝。結構深く眠りました。ここ最近寝起きがしんどいのはストレスかコロナの後遺症なのか。
 読書している間に母は役所から帰ってきました。役所の担当者と相談した結果、結構渋い結果となりました。元々父が存命中だった時にいけていたことがダメになり、少なくとも1年はこの家で暮らし続ける方向で行くものの、それからについては少し考える必要があるとのことでした。役所はとにかく厳しいです。こういう役所の冷たい対応に際する度に今の日本は政治家や一部の金持ちだけに都合の良い社会になっている、といった風に、とにかくこんな問題とは無縁そうな人々やそんなルールにした政府を憎む気持ちが湧いてきます。そこに事実とか歴史とかはありません。ただ自身の受けた不満しかありません。
 不安な気持ちになりつつも何とか確かな現実だけを考えるようにして不安を抑えようとします。とりあえず今借りている部屋からもっと家賃が安い所に移動すべきであることは確かです。それを除けばとりあえずは現状のまま行ってみるしかありません。
 安いところを調べているうちに、父を憎む気持ちが湧いてきてしまいました。以前より母から父は自分の趣味にとにかく金を使い、家族にはあまり回さなかったと聞きました。とにかく金への執着が凄く、何かトラブルがあると母や姉に俺の金を返せと言ったことを思い出しました。
 その結果自分が今こんな風に不安を抱いていると思うと、父が恨めしく思えてきてしまいました。父は父親として最低限のことはしてくれました。父があんな性格になったのは家庭環境があることも知っています。しかし隣家の幼馴染の父親は多くの資産を残してその管理方法についても教えたのに、父は自分にこの家しか残さず、父が身を持って自分に教えたのは神と仏もないということだけでした。わがままだとは思います。でも生活が失われることへの不安感を逸らすように憎悪が湧いてきてしまいます。父には可能な限り安い仏具を設えるようにしました。
 姉と彼氏が帰ってからは夕食は二人と母とで外食に行きました。母にとっては久しぶりの外食です。ずっと父の介護で行けませんでした。これが大きな気晴らしになっていれば嬉しいです。
 帰ってからは入浴を済ませます。
 夕食が遅かったのもあり全体的に遅くなり、母は彼氏が帰ってからは入浴を済まし、すぐに眠りました。かなり疲れているようでした。もっと色々すべきだったかとまた不安になりました。
 自分も自室に。
 今日1日は残念な知らせがあったのが嫌でした。貧しさは全てを奪っていきます。ネットやテレビでは不幸しか聞かないような気がします。落ち着いて、とにかく今目の前のことだけを見るようにしないと。
 明日が最後の休みです。明後日から仕事だと思うと憂鬱ですがいい加減休んでもいられないので頑張らないと。ただ目の前の出来ることを見つけてやるように。

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