2021/02/08

文字数 1,510文字

 7時に起床。
 昨日夜更かししてしまったせいで眠たく、布団から中々出られなかったです。また起きることで仕事が続く日々が始まるのかと思うと起きるのが凄く嫌でした。「金」と呟いて何とか起きました。「金」と呟くと少し割り切れます。
 朝食を済ませて日課のストレッチしながらアニメ鑑賞。
 いわ○けるを観ました。美少女が少しニッチな競技や趣味にハマる系の作品、キャラやストーリーは良くも悪くも少年向け漫画にありがちなテンプレで、特に力を入れることなく見ることが出来て、かつクライミングの楽しさを知ることができて面白かったです。
 次に安達○しまむらを観ました。少し人付き合いが苦手な二人の少女の日常を描いた作品、透明感溢れる映像と二人の少女の何とも言えない距離感が良いです。授業をサボるという少し悪いことを通じて互いにちょっとだけ特別になれた気がするときの、あの嬉しさや幸福感って何なのかなと思いました。
 その後支度して在宅勤務。
 あまり集中できませんでした。良くないのは分かっているのですが、何かしっくりくる作業用BGMを探そうとして、ついスマホに注意がいってしまいました。しかし全くサボったわけではなく、ある程度は進んだと言い訳します。あまりやる気が湧きませんでした。
 そのあと昼食を済ませて昼寝、少し寝不足なせいか体感としてかなり長い時間の夢を見るくらいには深く眠り、逆に起きるのが辛かったです。今の時間と状況が分からなくなり、夢の中のことを漫然と現実だと思ってたので、目を覚ますのに少しだけ気力を要しました。あまり覚えてませんが夢の中でも自分は何か問題を起こしていました。
 そのあと仕事の続き、ある程度進ませることは出来ました。しかし全身全霊で向き合ったとは言えない具合に終わりました。少し余裕ができたと思ったら気が抜けてしまいます。サボっている時のすごい甘い汁を啜ってる感じが、良くないのは分かっていますが何ともたまらない気持ちになります。流石に気をつけたいと思います。
 退勤して夕飯、その後諸事情で借りることになった部屋を見に行きました。写真で見るより狭かったですが、中々綺麗でした。あまり嬉しくない事情で借りた場所ですが、どうにか有効活用できたらなと思います。
 今日は一日、あまり有意義に過ごせなかった感じがします。とにかく情熱というものが微塵も発生しなかった一日で、そしてこのような一日がこのままだと延々と繰り返され、有意義な活動をしなかったツケに死ぬまで苛まれ続けるような気がしました。
 殆どの人間が生活のために嫌な仕事をし、時々に挟まる幸福と死の恐怖とで人生の無謬を誤魔化したまま生きて、やがて死ぬのだと今まで思っていました。しかしどうにも最近、大体の人間は生活の安定を損なうとしても打ち込みたい、身を投じたいと思うものがあり、社会はその人達の産物で大半が構成されていると思えてきました。投機とでも言うのでしょうか。人の全身全霊の行為はその善悪や直接的な功利性を抜きにして社会に新たな価値、あるいはその余地を生むのではないか。そして自らの情熱のままに跳躍し、浮遊している間に人間は幸福を感じ、着地してその痕跡を見た時に、人間は良くも悪くも社会に影響を与え得る自らの存在の重みに気付き、人生の空虚さを払拭出来るのではないかと。私は跳ぶと転んで周りに迷惑をかけて恥をかくだけだとまだ思っています。社会の一部を占有している自らの質量と、それが生じるためにこれまで費やされた膨大な価値ありし物の幽霊に見て見ぬふりして、臆面もなく生きています。


 ここまで見てくださってありがとうございました。
 また見てくださったら幸いです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み