２０２２／０５／１２
文字数 2,307文字
8時に起床しました。
朝起きてもまだイマイチ体調が変な感じなのは治らず、薬を飲んで寝たらよかったと思いました。
朝食と支度を済ませます。今日は父が入院する日です。荷物が多いので自分も同行します。姉は昨日の晩から彼氏の親戚の家に泊まりに行きました。向こうのおばあちゃんの写真を送ってきたらしく、こっちの気分を明るくしようとしてくれてるのかそれとも無遠慮なだけなのか、と姉を訝しく思いました。
父に部屋に呼び出されました。息苦しそうにしながら、お母さんのことを頼む、大事にしてあげてと言われました。もしかしたら病院が面会できないかもしれないとのことで今言ったとのことですが、あたかも今生の別れのようなことを言われる覚悟が自分にはまだ無く、ただわかったとしか返せませんでした。自分はこの入院でしばらく過ごし、やがて緩和病棟に移り、その間にもいつでも見舞いに行って会えるという、つい穏やかで楽観的な未来を想像していましたが、このご時世、もしかしたらもう会えないかもしれないことは覚悟していませんでした。
姉はどこにいるかと聞かれました。姉は今ちょっと出ていると答えつつ、この時に出かけている姉を薄情に思いました。先方の家族との関係構築も必要なことなのだとは思いますが、いくら早めに帰ってくるとは言いつつも、このタイミングでいないなんて、と思いました。
母がやってきて父は自分からそう息子に言ったことを母にも言いました。母はそれに軽くショックを受けた様子を見せつつも別の話題で誤魔化しました。
姉は早めに帰ってくると聞いて少し安心しました。入院に行く前に最後に訪問看護が来て、体を拭いたり浣腸の介助をしたりしてくれました。
姉が帰ってくると顔を合わせるように伝えました。姉はすぐに行きました。自分はリビングで飼い犬と一緒に待っていました。
ケアマネの方も来ました。色々父を運び出す段取りについて話し合いました。姉もその会話に参加して、談笑の中では笑ったりしていました。情けないですが自分には出来ないことです。
会話の中で面会は出来ないというふうに聞こえて来ました。宣言もまん防も出ていないのに、残念です。
病院からの迎えが来て病院に。色々手続きをしている途中で信じられないことが起きました。
父がコロナの抗原検査で陽性が出ました。急遽この病院では入院できないということになりました。自分達も濃厚接触扱いとなります。ここ最近たしかに咳が出たりしているのですが、肺の病気のせいか、よしんば季節性の自分達の風邪がうつったかもしれないと思ってたのですが、コロナかもしれないとなりました。色々支度していたのに衝撃です。信じられません。抗原なので違うと信じたいのですが、心当たりがないこともありません。2週間咳が続いている叔父が家に来たこと、ここ最近は家族3人とも咳や痰の絡みなどを訴えていること。自分は鼻水もあるので季節性の変わり目での風邪だと思ってたのですが、3人ともそうかもしれません。父は少なくともコロナと見なされるそうです。ここ最近咳が多かったのもコロナのせいかもしれないとなりました。もし叔父が原因だったらかなり恨まれます。
誰が感染源か。父の在宅看護に関して色々人がきました。彼らかもしれませんし自分かもしれません。今も痰が絡む感じがするのも、もしかしたらワクチンで軽症になってるだけでコロナなのかもしれません。よりによって最悪のタイミングです。父が心配です。絶望しないか。
とりあえず急いで保健所の方に連絡してもらい、受け入れ先を探してもらいました。姉はとりあえず病院の方に許可を貰って帰りました。飼い犬の面倒を見てもらったりしました。
受け入れ先が決まるのに最低2時間、そこから移送の準備など含めて3.4時間はかかりそうとのことです。本当ショックな展開です。父ももう会えるのかもは最後かもとショックそうです。よりによってこのタイミングに。本当に不運だと思います。
とりあえず何か食べないとと思い近くのコンビニで軽くサンドイッチなどを買ってきて母と食べました。正直食欲がありませんでした。
2時間そこで待っている中で今後について姉とLINE上で相談しました。本当に急なことでパニックになりそうでした。何でこうも嫌なことばかりなのか。
父が何より可哀想です。まだ若い内に病気になって、そしてまだもう少し生きられるというところでコロナになるなんて。
保健所が受け入れ先の病院を見つけ、今いる病院に救急車が来ました。コロナということで隊員達は防護服を着ていて、そして誰も付き添うのもこの先会いに行くことも出来ないとのことでした。これが最後になることもあり得ると思うとやるせない気分になります。
そのあと帰ってから自分と姉はPCR検査に行くことになりました。
結果は明日の午前に届く予定です。今回こそダメな気がします。濃厚接触者になります。およそダメだと思ってます。症状がほぼ無いのが幸いですが。
帰宅してから父とビデオ通話しました。一応まだ意識ははっきりしていて楽しかったです。しかし父ももう多分ダメだと覚悟しているようでした。悲しいです。
先に入浴。
逆に開き直ると楽になってきました。父が死ねば介護から解放される、もし自分がコロナだったらこの程度の症状でコロナを乗り切ったことになる、と。
今日一日はとても疲れました。とにかくショックでした。まさかコロナだなんて。
明日は在宅、そして午前には結果が届く予定。およそコロナのような気がします。
ここまで見てくださってありがとうございました。
また見てくださったら幸いです。
朝起きてもまだイマイチ体調が変な感じなのは治らず、薬を飲んで寝たらよかったと思いました。
朝食と支度を済ませます。今日は父が入院する日です。荷物が多いので自分も同行します。姉は昨日の晩から彼氏の親戚の家に泊まりに行きました。向こうのおばあちゃんの写真を送ってきたらしく、こっちの気分を明るくしようとしてくれてるのかそれとも無遠慮なだけなのか、と姉を訝しく思いました。
父に部屋に呼び出されました。息苦しそうにしながら、お母さんのことを頼む、大事にしてあげてと言われました。もしかしたら病院が面会できないかもしれないとのことで今言ったとのことですが、あたかも今生の別れのようなことを言われる覚悟が自分にはまだ無く、ただわかったとしか返せませんでした。自分はこの入院でしばらく過ごし、やがて緩和病棟に移り、その間にもいつでも見舞いに行って会えるという、つい穏やかで楽観的な未来を想像していましたが、このご時世、もしかしたらもう会えないかもしれないことは覚悟していませんでした。
姉はどこにいるかと聞かれました。姉は今ちょっと出ていると答えつつ、この時に出かけている姉を薄情に思いました。先方の家族との関係構築も必要なことなのだとは思いますが、いくら早めに帰ってくるとは言いつつも、このタイミングでいないなんて、と思いました。
母がやってきて父は自分からそう息子に言ったことを母にも言いました。母はそれに軽くショックを受けた様子を見せつつも別の話題で誤魔化しました。
姉は早めに帰ってくると聞いて少し安心しました。入院に行く前に最後に訪問看護が来て、体を拭いたり浣腸の介助をしたりしてくれました。
姉が帰ってくると顔を合わせるように伝えました。姉はすぐに行きました。自分はリビングで飼い犬と一緒に待っていました。
ケアマネの方も来ました。色々父を運び出す段取りについて話し合いました。姉もその会話に参加して、談笑の中では笑ったりしていました。情けないですが自分には出来ないことです。
会話の中で面会は出来ないというふうに聞こえて来ました。宣言もまん防も出ていないのに、残念です。
病院からの迎えが来て病院に。色々手続きをしている途中で信じられないことが起きました。
父がコロナの抗原検査で陽性が出ました。急遽この病院では入院できないということになりました。自分達も濃厚接触扱いとなります。ここ最近たしかに咳が出たりしているのですが、肺の病気のせいか、よしんば季節性の自分達の風邪がうつったかもしれないと思ってたのですが、コロナかもしれないとなりました。色々支度していたのに衝撃です。信じられません。抗原なので違うと信じたいのですが、心当たりがないこともありません。2週間咳が続いている叔父が家に来たこと、ここ最近は家族3人とも咳や痰の絡みなどを訴えていること。自分は鼻水もあるので季節性の変わり目での風邪だと思ってたのですが、3人ともそうかもしれません。父は少なくともコロナと見なされるそうです。ここ最近咳が多かったのもコロナのせいかもしれないとなりました。もし叔父が原因だったらかなり恨まれます。
誰が感染源か。父の在宅看護に関して色々人がきました。彼らかもしれませんし自分かもしれません。今も痰が絡む感じがするのも、もしかしたらワクチンで軽症になってるだけでコロナなのかもしれません。よりによって最悪のタイミングです。父が心配です。絶望しないか。
とりあえず急いで保健所の方に連絡してもらい、受け入れ先を探してもらいました。姉はとりあえず病院の方に許可を貰って帰りました。飼い犬の面倒を見てもらったりしました。
受け入れ先が決まるのに最低2時間、そこから移送の準備など含めて3.4時間はかかりそうとのことです。本当ショックな展開です。父ももう会えるのかもは最後かもとショックそうです。よりによってこのタイミングに。本当に不運だと思います。
とりあえず何か食べないとと思い近くのコンビニで軽くサンドイッチなどを買ってきて母と食べました。正直食欲がありませんでした。
2時間そこで待っている中で今後について姉とLINE上で相談しました。本当に急なことでパニックになりそうでした。何でこうも嫌なことばかりなのか。
父が何より可哀想です。まだ若い内に病気になって、そしてまだもう少し生きられるというところでコロナになるなんて。
保健所が受け入れ先の病院を見つけ、今いる病院に救急車が来ました。コロナということで隊員達は防護服を着ていて、そして誰も付き添うのもこの先会いに行くことも出来ないとのことでした。これが最後になることもあり得ると思うとやるせない気分になります。
そのあと帰ってから自分と姉はPCR検査に行くことになりました。
結果は明日の午前に届く予定です。今回こそダメな気がします。濃厚接触者になります。およそダメだと思ってます。症状がほぼ無いのが幸いですが。
帰宅してから父とビデオ通話しました。一応まだ意識ははっきりしていて楽しかったです。しかし父ももう多分ダメだと覚悟しているようでした。悲しいです。
先に入浴。
逆に開き直ると楽になってきました。父が死ねば介護から解放される、もし自分がコロナだったらこの程度の症状でコロナを乗り切ったことになる、と。
今日一日はとても疲れました。とにかくショックでした。まさかコロナだなんて。
明日は在宅、そして午前には結果が届く予定。およそコロナのような気がします。
ここまで見てくださってありがとうございました。
また見てくださったら幸いです。
