2021/02/11

文字数 1,478文字

 9時過ぎに起床しました。
 初めてアパートに泊まったのですが、結構他の部屋の飲み会の声や生活音が聞こえるものなのだと知りました。疑似的ですが一人暮らしというものを体験できた気がしました。
 その後家に帰って朝食、飼い犬の具合は未だ良くありません。祝日なので獣医は午前診しか開いておらず、しかしまだ肛門の嚢が破れているわけでもないので、とりあえずは様子を見ることにしました。
 映画を見ながら少し筋トレしました。
 ラストサムライという映画を見ました。面白かったです。洋画にありがちな中国っぽい日本という感じは薄く、多少のオリエンタリズム的な、日本文化の誇張はありつつもかつての日本人の精神性みたいなものは違和感なく描けていたと思います。私はあまり歴史に詳しくないので、時代考証とかこんな文化があるかとかはそんなに分かりませんでした。ただ武士道という精神性とそれに準じた生活の神秘さ、そして合戦シーンの迫力が良かったです。特に最初の対峙シーンで、霧深い森の中から幽鬼の様に現れた騎馬武者達の絵はかっこよかったです。
 次にアニメ鑑賞、いわ○けるというアニメを見ました。見ているとボルダリングしたくなるアニメです。ストーリーは基本的に観たことある流れが多いので、基本はキャラとボルダリングの楽しさを疑似体験できることが魅力だと思います。
 次に秘密結社鷹○爪ゴールデンスペル。最終回でしたが、まあ綺麗なハッピーエンドで面白かったです。不祥事を起こした企業に対しSNS上で批判する人が減るというエピソードは、何事にも批判がつきがちな昨今に対するライトなアンチテーゼなのかなと思いました。
 その後昼食済ませて昼寝、飼い犬への心配で母は狼狽し、あたりの空気がピリつきました。私は肩身の狭い気持ちになり、また不安が湧き起こりました。最近私は不安な時、自分の首に日本刀を押し当てる妄想をします。現実逃避からでしょうか、切る妄想まではしないのですが、押し当てることでこれでいつでもこの現実から離れられると感じます。
 午後は家族と録画したバラエティ番組を見て過ごしました。その最中に飼い犬の肛門の嚢がついに破裂してしまいました。痛そうにあちこち歩き回るのが見ていてとても可哀想でした。以前注射した薬がまだ効いているはずというのもあって今日のところは獣医に連れていかなかったのですが、破裂した後も時々痛そうに駆けずり回ったりするのが居た堪れません。
 母もかなり辛そうなのですが、かけるべき言葉が思いつきません。「何も良いことがない」と呟くのに対し、なんと答えたら良いか分かりません。母がそう呟くのは問題ごとが新たに生じて山積みになった時です。しかしそうした問題事に対して私が何か出来ることは少なく、大体は母に負担をかけてしまいます。母の不幸の原因には何もしていない自分も含まれていると考えると、とても「良いことある」とよくある返しをすることはできません。良いことがあると励ますことも出来ず、だからといって良いことを母にもたらすことも出来ず、ただそんな時は情けなくも閉口して、母の機嫌が良くなるのを待ってしまいます。クズな息子だと思います。
 夕飯を済ませて今に至ります。
 今日も1日無為に過ごしてしまった気がします。映画見たりアニメ見たりと好きなことして過ごしたはずなのに、どこか時間があっという間に過ぎて、祝日を無駄にした感じがします。何か一つ、自らを肯定できるような振る舞いで明日はいられたらと思います。


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