そういうものだ

エピソード文字数 231文字

 So it goes.
 そういうものだ
 ヴォネガットが
 半自伝的小説のなかで
 人が死ぬたびにつぶやいた言葉
 何度もこの本をめくって
 何度もこのつぶやきを目にしてきた
 ぼくは記憶力が悪いから
 聖書の祈りの言葉はすぐに忘れてしまうけれど
 この短く簡潔な言葉は
 生涯わすれることはないだろう
 惜しむらくは
 自分が死んだときに
 “そういうものだ”と
 言ってやれそうにないことが残念だ
 ヴォネガットは死ぬときに
 つぶやく暇があっただろうか
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