朝蜘蛛、夜蜘蛛

エピソード文字数 186文字

 蜘蛛を見る
 蜘蛛がいる
 朝蜘蛛は殺すな
 夜蜘蛛は殺せ
 剣呑なその命令は
 いつから記憶にこびりついたものか
 朝だろうが夜だろうが
 蜘蛛を殺す気にはならないが
 条件反射のように喚起される
 殺害命令は気にかかる
 夜が罪を負わせるのだろうか
 夜が存在を忌むのだろうか

 朝に出会った人間は見逃し
 夜に出会った人間は殺そう
 それが鬼神の約束かもしれない
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