テレビが苦痛

エピソード文字数 333文字

 あれほど好きだったテレビが
 これほど嫌いになるとは思ってもみなかった
 嫌いと言いきるにはいまもためらいが残る
 しかしいまではテレビのことを
 悪人ではないし愛敬もあるが
 たびたび暴力をまきちらす破壊魔のように感じている
 チャンネルを替えるのも切るのも自由な環境下では
 距離感を保てるし楽しめもするが
 そのどちらもできない空間でテレビと長居するのは
 とても辛い
 遍在するテレビが暴力装置に思えてしまう
 同席するだけで神経がすり減っていく
 とはいえそれはこちらの衰弱にも問題があった
 テレビに限らず外界の刺激にあまりにも脆い
 神経がやわになりすぎた
 テレビは事実を告げているだけなのだ
 暗い人間は世間のある部分と
 絶望的に和解できないと
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